奈良で開催された『cotola』読書会をかなりゆるく楽しんできた。
何も考えずに読書会に参加することにした。
著作者: martinak15
たまたまTwitterのTLを眺めてたら、奈良で読書会をやるというのが目について、あまり何も考えずに参加を決めた。まぁ、本は整理に苦しむぐらいスキだし、読書会ってのがどんなモノなのか興味がわいたってのもあったしね。
読書会によってもたらされる恩恵はさまざま。
・読書を楽しめる。
・読書習慣が身につく。
・読書や本にまつわる知識・ノウハウを参加者が共有することで情報を増やせる。
・他の参加者の話を聞くことで自分と違った視点や考え方が知れる。
・本や読書の内容を人に話すことで理解を深めたり、コミュニケーション力(伝える力、聴く力)が育まれる。
・気の合う読書仲間を見つかる。
・読書から学んだことを行動に移せる。(NORY*NOTE)
実はまったく詳細を知らないまま「あ、近い。参加しよ」と衝動的に参加を決めてしまったから、後からこの詳細を読んで少し不安になった。このブログで「読書習慣をとりもどす!」とか言いながら、全然取り戻せておらず、読書から学んだことをほとんど行動に移せてなくて悩んでいる自分がこんな会に参加して大丈夫なのか?と。
まぁいいや。場違い感ハンパない感じだったら、なにか用事を思い出したことにして帰ればいい。どういう用事にすれば自然に退席できるだろう?いや、どんな用事でも、ヘタレな自分が急に帰ります、なんて言える気がしない。切羽つまったら「むずかしいことは、わかりません。てへぺろ★」これでいこう。自分を偽ってもしょうがないじゃないか!
本を読まないのに読書会に参加する人がいた。
もう自分で何をしゃべったのか忘れてしまったんだけど、軽く自己紹介を済ませ、まずはそれぞれ「読書について解決したいこと」を書き出しましょう!という運びになった。おー、マンダラート出てきたよ。コレ、何かで見て気になっていながら、実際書いたことなかったんだよなー。やっぱ全然学んだこと行動に移せてないやん。てへぺろ★とか思いながら、9マスの枠の真ん中にいそいそと解決したいことを書き込んだ。
ボクが書いたのは「書評を書きたいけど、なかなか書けない」というのと「すぐやる気になって、すぐ忘れる」の2つだった。これって自分にとっては切実だけど、あくまでも「読書について」で考えるとすると、この課題設定は違和感がある。だって、書評を書くために本を読むわけじゃないもんね。いきなりブログを書く上での悩みを吐露しちゃってて笑える。
ただ、他の人から出てきた悩みが「本を完読できない」とか「そもそも本なんか読まない」とかだったから、急に気分的にラクになった。完読できないのはともかくとして、そもそも本なんか読まないのに、読書会に参加するのがすげえなと驚いた。聴いてみるとテレビも見ないし、映画も見ないらしい。「そんなものに頼らずとも人生を楽しめる」と言える人はなかなかいないだろう。こういう個性あふれる人には、めちゃめちゃ興味が湧いてしまう。
ボクは孤高の人に憧れるけれど、けっきょく共感を求めてしまう人間だという自覚がある。こうしてブログを書いているのも、共感を求める行動のひとつだろうし、この読書会の中でも、ここだけの共通言語を使って話すことの心地よさみたいなものは少し感じることができた。そんな感じだから、テレビも見ずに「ラッスンゴレライ?なにそれ?」みたいな人は無条件にカッコイイなとちょっと憧れてしまう。それでいて、人を寄せ付けない感じでもないんだよなぁ。
『cotola』読書会で印象に残ったことまとめ。
話が逸れすぎたから、読書会の話に戻そう。せっかくなので印象に残ったことを忘備録的に書き残しておこうかな。
読書術について話すのは新鮮すぎる。
読んだ本の内容について人に話すってのは普通にあることだけど、本の読み方について人と話す機会なんてないから、それが新鮮すぎておもしろかった。機会があれば、もうちょっとディープな話も聴いてみたいなぁと思わせる吸引力があるな。
ペンをとらない本はつまらない。
ボクはどうしても、本を汚せない性分だし、読みながら付箋をつけていくということもなかなかできない。だから、本の選別基準は「読み進められるかどうか」ぐらいしかない。書くことが習慣化できていたら、こういう選別の仕方ができるんだなぁと印象に残った。たいしたことない本で一度やってみるといい、というアドバイスがあったけど、本を汚すのはなー。うーむ。
カラーパス選書法はおもしろそう。
本の色で10冊ぐらい選び出して読むという手法で、そうすることによっていつもは自分が手に取らないような本と出会えたりするとか。今の積ん読の状況と本にかけられるコストを考えると、即実行するのはちょっと難しいかなぁ。でも、読む本のジャンルがちょっと偏ってるなぁと感じたときに、効果的な手法かもしれない。
オススメの作家はさっと言えるようにしたい。
話の流れでスキな作家を紹介するような流れになったんだけど、ボクはとっさに出てきた貴志祐介だけを語るしかなかった。西澤 保彦とかダニエル・キイスとかもかなりスキなんだけど、さっと出てこなかったなー。こういうときのために偏愛マップを書いておくと便利なんだろうな。さっさと時間をとって書いておきたい。
偏愛マップ―ビックリするくらい人間関係がうまくいく本 (新潮文庫)
- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/08/28
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 35回
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倉下さんに会えた。
これは倉下ファンのボクとしては、うれしいサプライズだった。以前に佐々木正悟さんのタスク管理セミナーでお会いしたことはあったものの、グループワークとかで同席できずにロクに会話できなかったからなぁ。人見知りするボクは今日もロクに話せなかったけど「本棚に倉下コーナーあります!」と言えただけで十分w
- 作者: 倉下忠憲
- 出版社/メーカー: シーアンドアール研究所
- 発売日: 2013/12/20
- メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
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奈良を散策して、いい運動になった。
カフェでのトークが終わり、ランチを済ませた後に奈良を散策したんだけど、ぼんやりと歩きながら、このよく知らない人たちとよく知ってる奈良を歩くっていうわけのわからなさが最高だな!とか思ってた。読書会がいい運動になったっていうのもわけがわからなくていい。
他にもいいね!を500集める話とか、AKB48の話とかがやけに印象に残ってるんだけど、あまりにも本筋とは関係ないので省略wそれにしても、偶然からはじまった面白い経験だった。これから『cotola』がどうなっていくか楽しみだし、できるかぎり積極的に参加していきたいな。
7つの習慣を的確に要約・解説してくれる「ひと目でわかる!誰でもできる!7つの習慣」で学びなおすことにした。
コンビニでこんな本を見つけた。残念ながらテープが貼られてて中は読めない。
- 作者: 佐々木常夫,フランクリン・コヴィー・ジャパン
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2015/03/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これはたしかにわかりやすい!
原典の7つの習慣では、具体的な7つの習慣の説明がはじまる前に基本的な考え方が約70ページにわたって語られるんだけど、人によってはその時点でもう挫折するかもしれない。しかし、この本ではまず短いストーリーが呈示され、7つの習慣の重要な考え方「インサイド・アウト」について、まず極めて平易な表現で学ぶことができる。
周りに変わってもらうことを求めるんじゃなくて、自分が変わることで状況を変えようとすることをインサイド・アウトっていうの。(ひと目でわかる!誰でもできる!7つの習慣)
一方、7つの習慣の原典のほうでは、個性主義と人格主義違いの解説にはじまり、パラダイムシフトの解説を経て40ページほどを読み終えて、ようやく次のような記述が登場する。
インサイド・アウトとは、一言で言えば自分自身の内面から始めるという意味である。内面のもっとも奥深くにあるパラダイム、人格、動機を見つめることから始めるのである。インサイド・アウトのアプローチでは、たとえばあなたが幸福な結婚生活を望むなら、まずはあなたがポジティブなエネルギーを生み出し、ネガティブなエネルギーを消し去るパートナーになる。(7つの習慣 人格主義の回復)
- 作者: スティーブン・R・コヴィー
- 出版社/メーカー: キングベアー出版
- 発売日: 2014/05/23
- メディア: Kindle版
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1回読んだだけでは何を言わんとしているのか理解するのが難しい表現で、ボクは何度も前後の文章を含めて読み返した記憶がある。こうやって並べてみると、ひと目でわかるか、誰でもわかるかどうかは別として、格段にわかりやすいというのは一目瞭然だ。
7つの習慣を実践するために、基本的な考え方を学ぶ。
さっと読み進めていくと「あぁ、そういえば7つの習慣には、こんなことが書かれていたな」と思い返すことがいくつも出てくる。たとえば原典で語られるパラダイムシフトについては次のように語られている。
そこで大切になるのは、自分もまた人とは異なる偏ったパラダイムを持っていることを、まず自覚することです。(中略)また自分と意見が合わない人がいるときに、相手のほうが間違っていると決めつけずに、そのひとの意見に耳を傾けてみることも大事です。(ひと目でわかる!誰でもできる!7つの習慣)
原典のだまし絵を用いた解説も面白かったけど、こういうふうに平易に書いてもらえるとすっと頭に入ってくる。誰もが正しいパラダイム(物事の認識の仕方)を持っているわけじゃないから、人の意見をしっかり聴いてバランスのとれたパラダイムに修正していくというのが大事なことだ。
もうひとつ原典を読んで記憶に残ってる成果(Production)と成果を生み出す能力(Production Capability)のバランスをとることについても端的に語られているので引用してみる。
私たちが「成果」を出すためには、まず「成果を生み出す能力」を上げる必要があります。牛においしいミルクを出してもらうためには、栄養たっぷりの餌をあげて健康な牛に育てなくてはいけません。(ひと目でわかる!誰でもできる!7つの習慣)
ついつい結果を急いで目先のことに追われてしまいがちだけど、先を見越した地道な努力の積み重ねが大事という、これも原典を読んで印象に残ってる考え方のひとつだ。ことあと出てくる「第2領域」に注力する考え方につながる話だ。
こんな感じで、全般にわたってわかりやすい図解と事例、平易な言葉を駆使して7つの習慣を解きほぐして解説してくれているので、原典に挫折した人でもすんなりとポイントを押さえて吸収できるんじゃないだろうか。また、ボクのようにもう1回読みたいと思いながらも、なかなか手を出せず、さっと振り返りたいと考えている人にとっても良いツールになるだろう。
しばらくコレを読みながら、地道に7つの習慣を学び直そうかな。
せっかくだから、もっと書評を書きたい。
いつも読む書評ブログを改めて眺めてみた。
このブログでも何度か書いてるけど、ボクは結構な本好きだ。毎月何冊かは必ず購入するし、積んであるだけじゃなく読んでる。最近はKindleで購入することが多くなったから、目に見えて本は増えていかないけれど、セールにつられてKindleの中には本が増殖している。
にも関わらず、ボクは書評っぽい記事をほとんど書かない。本はネタの宝庫だから、本から引用してブログを書いてる人はかなり多い。参考までにボクが日頃読んでいる書評ブログを挙げてみるとこんな感じだ。
http://popoon.hatenablog.com/
http://popoon.hatenablog.com/entry/readinglog-egoistic-working-style
極めて客観的に「どんな本なのか」「どういった人向けか」ということを踏まえ、その本に書かれていることを引用、要約して伝えるというスタイル。ボクにはこの温度感を保って書くのは難しいだろうなぁ。つい、自分の経験やら意見やらがかなり混ざりこんでしまいそう。
人生を豊かにする読書ブログ
http://book-life.hatenablog.com/entry/2015/02/05/163207
http://book-life.hatenablog.com/entry/2015/02/05/163207
こちらは決まった型というよりも、気になったところを引用し、全般的にどんなことが書かれているかもさらりと押さえつつ、自分の思いも添えて書くというスタイル。クオリティは及ばないとしても、ボクが書評を書こうとするなら、この手法に倣うのがいいかもしれないなぁ。
活かす読書
満足度や付けた付箋の数が表記されているのが面白い。本のエッセンスが非常にわかりやすくまとめられていて、ボクも何冊かはここで書評を読んで買ったことがあるという、とてもお世話になっているブログ。その名のとおり、常に「何を活かすか?」が書かれてるのが素直に凄い。
書評が書けない理由を考えてみる。
書評ブログの紹介が長くなったけど、こうして改めて見てみると、自分もせっかくだから書評を書きたいなぁという思いが一層強くなってきた。ボクが今まで書評を書けずにいるハードルは、さらりと考えるに次の3つだろう。
①きっちり読み込み、しっかり理解し尽くさないと書けないと思っている。
②わかったようなことを書評で書いてしまうと、ダメダメな日常をブログで書きにくくなる。
③定期的に本を読めてない。
まず③は論外。本を読まなきゃ書評が書けないのはアタリマエだ。②については、情けない話だけど、書評を書いて「やるぞ!」と宣言したことが、次の日の記事ではなかったことのようになってしまうのは、まぁ、ありがちだろうな。それはそれで開き直るしかないというのもあるし、ブログに書くことで意識や実行力が高まるハズ・・・と期待してみる。
最後に①については、自分の背中を押すために「思考は現実化する」から次の言葉を引用しておく。すべてを理解し尽くせないとしても「これは!」と思うところを拾っていけばいいんだな!
- 作者: ナポレオン・ヒル
- 出版社/メーカー: きこ書房
- 発売日: 2015/01/08
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本の中に理解できない概念が出てきても心配する必要はない。理解できるものを行動に移しさえすればよいのである。(思考は現実化する)
具体的にどう書評を書くのか?
これで気力は十分だぜ!と言える状態になったものの、根性だけではどうにもならない。書評初心者のボクにはフォーマットがあったほうが絶対書きやすいハズなので、この本に書かれていたことをまずは拠り所にしてみる。
- 作者: 藤井孝一
- 出版社/メーカー: 三笠書房
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さて、書評を書くにはコツがあります。その本に「何が書いてあったか」「そこから何を学んだか」「それをどう活かすか」。この3つを柱にしてまとめるのがポイントです。何が書いてあったかという内容の説明と、面白い面白くないという感想は誰にでも書けます。しかし、「何を学んだか」はその人オリジナルの意見になります。(読書は「アウトプット」が99%)
これだけ書いて、いつまで経っても書評を書かないというスタートラインにすら立たない状態はやめにしたいなぁ。これはブログ継続のカギにもなるはずだから、がんばろう。
本を読めばどんな人にも会うことができる。本を読むなら、まず人を知れ。
本の読み方なんて学んだことないな。
今年は読書習慣を取り戻すぞ!と気合を入れて積極的に本を読んでいるけれど、いまひとつ読んだ内容を自分の中に取り込めてなくてモヤモヤしている。感銘を受けることがあったとしても、ブログに書評を書こうとすると、どうもちゃんと理解できてないと思い知って手が止まってしまう。
加齢のせいで記憶力や読解力が衰えはじめてるのか?なんてバカなことを考えてみる。ちょっとまて。読んだ本の内容が身につかないのは今にはじまったことじゃないじゃないか。(いばって言うことじゃない)しかも、まだ衰えるような年齢じゃないだろ。
暫し考えてふと思った。そういえば、ボクは本の読み方について学んだことがない。というか、本の読み方なんて、ただ文字を追うだけでしょ。せいぜい気になったところに線を引くか、付箋をつけるか、あとは抜き書きするぐらい?わざわざ学ぶようなことじゃない。それが読書に対するボクのこれまでの認識だった。
そんなとき、たまたまAmazonで本を探してたときに目についたこの本。あらゆる本が面白く読めるだと?そんなはずないじゃないか。うさんくさい。
- 作者: 一条真也
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・・・でも、気になったし、安かったから買ってしまった。これがKindleの怖いところだ。あまりに気軽に本を買いすぎてしまう。Kindle破産に気をつけよう。
本は文字じゃなく、人だ。
衝動的に買ってしまった「あらゆる本が面白く読める方法」だけど、本の読み方なんてあまり考えたことがなかったから、なかなか新鮮で面白い。まだ読んでる途中だから、読み終えてからブログに書こうと思ってたけれど、今日録画していた「花燃ゆ」を見ていたら、この本に書かれていることとつながることが語られていて面白かったから、少し先行して書いてみることにした。
著者像を明確にイメージするため、その最高の資料となるのがプロフィールです。プロフィールを読むことで著者の像が浮かび上がります。こうなれば内容を理解するための第一歩の準備が整ったと思っていいでしょう。(あらゆる本が面白く読める方法)
本の内容をよく理解するためには、まず人を知れと書かれている。人を知り、その人をイメージしながら読むことでその本の理解は容易になるとか。今まで本を読むうえで、ボクはプロフィールなんて殆ど読んだことがない。だいたい著者は自分のことを本の中で語っているし、別にプロフィールまで読む必要性を感じてなかったのだ。
これは実に面白い。今度から本を読むときは、まずプロフィールから読んでみることにするか。そんなことを思いつつ、翌日、ふと思い立って録画してあった「花燃ゆ」を見ていたら、伊勢谷友介扮する吉田寅次郎(吉田松陰)がこんなことを語っていた。
本は文字ではない。本は人じゃ。開けば触れることができる。他の人の考えに。江戸におる人にも、外国におる人にも、とうの昔にのうなった人にも出会うことができる。同じく悩んで同じく答えを見つけようとした誰かがおって教えてくれる。その人の目で見た世の中の人生のあらゆることを教えてくれる。(花燃ゆ 第1話 人むすぶ妹より)
そうか。本を読むということは学ぶこと以前に人と出会うことなんだ。そう考えると、本に対してもっと思い入れをもって読むことができる気がする。偶然だけど、昨日本で読んだ「本を読むなら、まず人を知れ」ということの意味を伊勢谷友介のアツい語りでもっとわかりやすく教えてもらえた。
ブログのプロフィール、ちゃんと書こう。
これってブログだって同じじゃないだろうか?よく考えたら、ボクはブログの場合は「書いてる人はどんな人だろう?」と気になってプロフィールをチェックすることが多い。少なくとも、はてなブログで読者登録するとき、或いは読者登録してもらったときはその人のプロフィールをチェックしている。
で、何も書いてなかったらちょっとがっかりしたりしてるけど、自分自身、何も書いてないことにようやく気がついた。アカンやん。自意識過剰と言われそうだけど、もしかしたら、自分と同じようにがっかりしてる人が1人ぐらいはいるかもしれないじゃないか。
このIchiro Wada (id:yumejitsugen1)さんのような圧巻のプロフィールは書けそうにないけれど、少しぐらいは人となりがわかるようなプロフィールを書いてみようかな。
本の読み方を考えていたら、ブログのプロフィールをちゃんと書こうという意識づけにつながった。そう書くと支離滅裂なところが実に面白い。はてさて、自分ってどういう人間だったかなぁ?
Kindle Voyageをほしがるボクはミニマリストにはなれない。
せっかくだから、ゆく年くる年2015「貼り付け機能でプレゼントキャンペーン」に応募しておこうかな。まぁ、3人しか当たらないし、そう簡単に当たるとは思えないけど、運試しということで。
いろいろ考えたけど、なかなか自分では手を出しにくい「Kindle Voyage」をチョイスしてみた。
Kindle Voyage Wi-Fi、キャンペーン情報つきモデル
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2014/11/04
- メディア: エレクトロニクス
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なんで手を出しにくいかというと、すでに「Kindle Paperwhite」を持っているのにコレをほしがるのは、やっぱり贅沢だろーって思わずにいられないからだ。Paperwhiteには十分満足しているし、特に調子が悪いということもないし。
でも、だからこそ、解像度が上がって軽くなるVoyageなら、もっと快適に読書を楽しめるはずだと信じて疑わないし、魅力的な端末に見えてしょうがないのだ。
こんなことを言ってるボクは到底ミニマリストにはなれそうにない。どう考えてもモノを増やしてしまう思考回路だもの。そもそも、Kindleって生活必需品じゃないし。いやー、生活必需品のみで暮らしていくなんて、ボクにはムリだなー。ぜったいムリ。
ということで、ゆる〜くKindle Voyageをほしがってみました!
Kindleのコレクションで本を分類して、読みたい本にさっと手がのばせるようにする。
よくあることだけど、なんとか読書習慣を取り戻したい!と思っていたら、急に読書に関する記事が目につくようになった。それをカラーパス効果というらしいけど、よく知らないので掘り下げずに本題に入ることにする。
読書管理の手順:6つのグループに分け機械的に行なう | シゴタノ!
まず、まだ読んでいない本、あるいは読んでいる本については、次の6つのグループに分けています。
1.届いた本(未読本)
2.読むことに決めた本(読中本)
3.読み終えて内容を改めてまとめたい本(マテリアル本)
4.読み終えて後日の参照のために取っておきたい本(リファレンス本)
5.読み終えて今後くり返し読み返したい本(バイブル本)
6.読み終えて処分する本(アーカイブ本)(シゴタノ!)
よっしゃ!読むぞー!という意気込みだけでは、続かないので読書を習慣として根付かせるにはしかけが必要だ。本をこういうふうにグループ分けすることで、今読みたい本にさっと手をのばせるようになるし、マテリアル本として分類しておけば、ブログで取り上げる本も認識しやすくなる。バイブル的な本もさっと取り出せるようにしておくと、いろいろ便利そうだ。
さっそくKindleのコレクション機能を使ってグループ分けをしてみた。いきなり6つのグループを作るってのはがんばりすぎで回せそうにないので、とりあえず今読んでる本、読みたい本を「読書中」に、気になったときにさっと取り出したい本を「バイブル」に放り込んだ。(最近読み終えたばかりの「嫌われる勇気」はいきなりバイブル入りしてる)
バランスを意識して「読書中」にはマンガと小説、ビジネス書を1冊ずつ入れてみた。このKindleのコレクションはKindleとiPad miniとSHL25で同期がとれるから、これでどこにいても読みたい本がさっと読める環境は整った。
あとはインターネットに費やしてる時間をちょっと減らして、読書に時間を割くようにするだけだな。それが一番むずかしいんだけど。
Kindleのコレクションについてはこのエントリーを参考にさせてもらった。公式サイトの説明は文字ばかりでわかりにくいので、気になる方はこちらをどうぞ。
[ま]Kindle paperwhite の本の整理にはコレクション機能が便利です @kun_maa - [ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)
どうにもやる気が出ない自分とちゃんと向き合ってみる。
最近どうもやる気が出ない。
新しいスマートフォンを購入して、ボーナス支給日も近づいている。週末にはEvery Little Thingのライブという嬉しいイベントも待ち受けている。
それでもやる気が出ない。
小さいことじゃねえよと反発してる場合じゃない。 - いずれも。
落ち込みを優雅にやりすごしてやんぜ。
全然やりすごせてないよ!というか、じっくり居座ってるんですけど。
これだけやる気が出ないのも珍しいと開き直ってみる。
気分で仕事してちゃいけない。気分がどうであれ、求められる成果を出していかなければ!と自分にアタリマエの正論を突きつけて焦れば焦るほど、どうにもやる気が減衰していく。
これは一旦、そんな自分を受け入れてどうするか、ちょっと腰を据えて対処しなきゃダメだなとちょっと思い直すことにした。あまりネガティブな記事を増やしたくはないけれど、こんなときにしか書けないことがあるハズだ。
ということで、手を伸ばしたのがこの本。
仕事が嫌っていうか自分が嫌なんだけど、まぁいいか。
うまくやる気が起きている状態というのは、まず本人にとって楽しいものです。朝起きたとき「今日はあれをしてこれをして」とわくわくします。本を読んだり人に聞いたりして自分を磨きます。生き生きとして、笑顔が多くなります。(やる気が出なくて仕事が嫌になったとき読む本)
そうだよなぁ。なんかごちゃごちゃ考えるまでもなく、やる気が起きているときは自然と笑顔が多くなる。あれもこれもやってみたくなって、なんでもできるような気がしたりするんだよな。
「自分がやる気になるとき」を考えてみる。
この本にすすめられるがままに素直に自分はどんなときにやる気が高まるのか、ちょっとした自己分析をやってみる。
一番やる気が高かったとき
新たなプロジェクトが発足して、明確な目的のもと、自分の役割をしっかり認識できたとき。やりたいことも色々と見えていたし、重要な仕事を任されたということで自己肯定感も高まっていた。
一番やる気が低かったとき
仕事に追われまくって、日々は家と会社の往復で過ぎていく。睡眠時間が足りなすぎて頭が回らないし、ミスも増え、上司に毎日責められ続けた。後先考える余裕もなく、辞職願いを書いた。
うわ!なんだこれ。生々しすぎる。 「一番やる気が低かったとき」はあんまり思い出したくない過去だな。これに比べたら、今は毎日6時間は眠れてるし、こうしてブログを書いてる時間もある。十分満たされてるはずなんだけどなぁ。
軽い自己分析で見えてきたこと。
はっきりしているのは、ボクは仕事にやる気をかなり左右されてしまう性分なんだなぁということ。高いほうも、低いほうも仕事のことしか触れてないもんな。だから、新しいスマートフォンというような私的要素では、仕事でダウンしたモチベーションを回復するほどのインパクトはないんだな。
あと大事な要素は「自己肯定感」だな。今は目的と役割を認識はできているけれど、あまりにうまくいかないことが多すぎて、思いっきり自分の能力を疑ってしまってるから、ずっとなんだか憂鬱な気分から抜けだせずにいるんだろう。
何も解決はしていないけれど「一番やる気が低かったとき」ほど深刻な状況ではないし、自分で自分をどう肯定するかってことが大事だとしたら、外的要因ももちろんあるけれど、自分でコントロールできることも多いなと思い直すことができた。
こうやって文章に整理して書くっていうのはホントに大事だな。少なくともわけのわからない焦燥感は薄らいでいくし。しばらくこの本を読み進めながら、ブログに綴っていけば、何か糸口は見えてくるかもしれない。
小さいことじゃねえよと反発してる場合じゃない。
生きてるかぎり悩みは尽きない。
ここ最近はどうも気分が沈みがちだ。悩み事がいくつも交代しながら、頭の中をぐるぐる回ってるという状態がずっと続いている。その大半が自分だけが手を尽くしたところで、解決しない類のものなので、考え込んでもしょうがないと振り払って、他のことに打ち込んでみるんだけれど、気がついたら考え込んでいる。
小さいことにくよくよするな!―しょせん、すべては小さなこと (サンマーク文庫)
- 作者: リチャードカールソン,Richard Carlson,小沢瑞穂
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2000/06
- メディア: 文庫
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くよくよをやめたくて、本にすがってみる。
022 「人生は非常事態ではない」ととなえる
私たちは人生の目標を真剣に考えすぎるあまり、それに到達する過程を楽しんだり、たまには気を抜くことを忘れてしまう。ありきたりの優先順位にこだわり、それを幸せの条件に仕立て上げる。
確かに「やらねば」というコトバが常に頭の中を巡ってるから、その過程を楽しむ心のゆとりなんか全くないもんな。いつのまにこんなに焦燥感にまみれてしまったんだろう。
031 暗い気分に流されない
だが、実際のところ、人生は落ち込んだときに感じるほどひどくはない。人生とはそんなもんさ、と暗い気分にひたっているより、人生を現実的に見つめる機会、自分の判断が正しいかどうか自問する機会と受け止めるほうがいい。
056 落ち込みは優雅にやりすごす
彼らは前向きな気分がも否定的な気分も一過性だとよくわかっていて、落ち込みもやがては消えると知っている。幸せな人たちは、ときには落ち込むこともあるさと割り切ることができる。だから憂鬱や怒りやストレスを感じてもあわてない。
小さいことにくよくよするな!
角川文庫のセールが凄すぎて、ブログの更新が止まりそう。
1月21日から22日にかけてご注文いただいたKindle本について、 注文の処理に時間がかかりダウンロードが開始されない件について 、問題が修復いたしましたのでお知らせいたします。
なお、この問題が発生している間に、同じKindle本を重複してご注文いただいている場合、 一方の注文をキャンセルし、返金処理を行います。 返金処理が完了しだい、Eメールでお知らせいたしますので、 今しばらくお待ちください。
先延ばしをやめるための新しい解決法なんて、もうないでしょ。
ちゃんと先延ばしと向き合ってみることにした。
物事を先延ばしにする人は、困難な仕事を前にして不安に駆られると、フェイスブックのサイトを見たり昼寝をしたり、何か他のことをして気分を紛らわそうとすることが多い。(WSJ.com)
いてててて。先延ばししてることをすべて気にしてたら、気が滅入るから他のことをして気を紛らわすってのは、なんか鋭くてイタいぞ。いやいや、ちゃんと優先順位を見極めて先にとりかからなきゃいけないことをやっているんだよ!……とはとてもじゃないけど言えない。こうしてブログを書いてる暇があるなら、さっさと部屋を片付ければ?という声が聴こえる。うああああああ!(おちつけ)
先延ばし克服の新たな解決法を期待してみる。
ともかく、対処法が示されてるみたいなので読み進めてみる。
研究者たちは先延ばし癖のある人たちの不愉快な思いを避けたいという気分を強みに変える取り組みのため、一連の戦略を考え出した。そのうちの一部は実証済みの昔ながらの手法だ。パイチル博士は先延ばし癖のある人たちに「ただ始めるだけだ。始めるための条件を非常に低く設定することだ」と助言する。(WSJ.com)
「ただ、始めるだけ」というのは実証済みの昔ながらの手法と書かれている通り、ボクもいろんな書籍でさんざん目にしている内容だ。
とうてい仕事を始める気分になれない。誰でもそんな日がある。ある仕事がとてもできそうにない気がしたら、まずは簡単なことから始めて、失敗してもいいと気楽に考えてみよう。できない言い訳ばかりを探さずに、すべき理由を探そう。そして、その仕事と関係のある、簡単で小さな仕事をひとつ、いますぐに始めよう。不思議なことに、いったん始めさえすれば、そこからは楽に進むことが多い。(「先延ばし」にしない技術)
「できない言い訳ばかりを探さずに、すべき理由を探そう」という言葉は何回読んでもガツンとくるんだよなぁ。とにかく、簡単なことから始めることだと、ここでも書かれている。だから、わかってる。わかってるんだけど、できないんだよなぁ…ということで、さらに記事を読み進める。
パイチル博士は「時間旅行」も勧めている。未来を想像してやるべきことをやり遂げた後の気持ちよさや、やり遂げられなかったときの悔しさを感じてみる。(WSJ.com)
これに似た考え方も読んだ記憶がある。ちょっと表現が違うけれど、このあたりがほぼ近いことを言ってるような気がする。
だから、決心を最後まで保って目標を達成するには、楽観的な態度だけではなく、悲観的な態度も併せ持つことが不可欠だ。なぜなら、願いさえすれば何でも手に入るという安易な考えよりも、成功に結びつくルートを探し出し、その過程でぶつかる問題を予想しながら、対策を立てることの方がより重要だからだ。(「先延ばし」にしない技術)
こちらはもう少し話が実践的で気持ちを感じるだけじゃなく、リスクを予想してどう行動するか?というところに話が及んでいる。
ということで、今回見つけた記事には、残念ながら先延ばしを克服するための新しい解決法なんてものは示されてなかった。というか、今更そんなものが見つかるはずないじゃないか。ボクは自分が先延ばし癖の持ち主であることを自覚して、既にそれに関連した書籍を何冊も読んでいる。十分すぎるほど、手法は認識できているはずだろう。
安易な解決法にすがるのはやめにしよう。
安易に解決法にすがるのは、もうそろそろやめにしないか?「先延ばしをやめるための3つの方法」とかそんな感じのタイトルのエントリーに何回釣られても、今更新しい考え方なんて提示されないだろう。大事なのは既にあるいくつかの優れた解決法を愚直に試しながら、自分にあったモノを見つけ出し、継続的に活用できるよう試行錯誤を重ねていくことだ。
この記事をかきながら、試行錯誤を経て自分で実行していた対策を思い出した。「それは後からやった方が効果的なのか?めんどくさいから先延ばししてるだけじゃないよな?」と自分に問いかけるというシンプルなものだ。「うーん。別に後からやるメリットはないな」と思い直すことで結構先延ばしの誘惑に打ち勝てるようになってたんだけど、いつのまにか忘れてしまっていたなぁ。
自分なりに結構思い悩んで体得したことを忘れて、また安易な解決法を探してしまう。あまりにも滑稽だけど、まぁ、強靭な意志を持つ一部の人は除くとしても、多くの人はそんなもんなのかもしれないな。まぁ、それに気づいたときに何度でもやり直していけばいいか。