小さいことじゃねえよと反発してる場合じゃない。
生きてるかぎり悩みは尽きない。
ここ最近はどうも気分が沈みがちだ。悩み事がいくつも交代しながら、頭の中をぐるぐる回ってるという状態がずっと続いている。その大半が自分だけが手を尽くしたところで、解決しない類のものなので、考え込んでもしょうがないと振り払って、他のことに打ち込んでみるんだけれど、気がついたら考え込んでいる。
これは、たぶんマズい。
こんなときは本棚と向き合ってみる。ちょっと安易かもしれないけれど、小さな赤い本を手にとってみた。
小さいことにくよくよするな!―しょせん、すべては小さなこと (サンマーク文庫)
- 作者: リチャードカールソン,Richard Carlson,小沢瑞穂
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2000/06
- メディア: 文庫
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くよくよをやめたくて、本にすがってみる。
022 「人生は非常事態ではない」ととなえる
私たちは人生の目標を真剣に考えすぎるあまり、それに到達する過程を楽しんだり、たまには気を抜くことを忘れてしまう。ありきたりの優先順位にこだわり、それを幸せの条件に仕立て上げる。
確かに「やらねば」というコトバが常に頭の中を巡ってるから、その過程を楽しむ心のゆとりなんか全くないもんな。いつのまにこんなに焦燥感にまみれてしまったんだろう。
031 暗い気分に流されない
だが、実際のところ、人生は落ち込んだときに感じるほどひどくはない。人生とはそんなもんさ、と暗い気分にひたっているより、人生を現実的に見つめる機会、自分の判断が正しいかどうか自問する機会と受け止めるほうがいい。
人生なんてそんなもんさ、とかどこかの中学生みたいなことを言うつもりはないと思いながら、暗い気分のときは、どっかにそんな思考があるのを否定できない。そんな気分のときは、あんまり考えすぎないほうがいいんだろうな。
056 落ち込みは優雅にやりすごす
彼らは前向きな気分がも否定的な気分も一過性だとよくわかっていて、落ち込みもやがては消えると知っている。幸せな人たちは、ときには落ち込むこともあるさと割り切ることができる。だから憂鬱や怒りやストレスを感じてもあわてない。
そうそう。今までだって何度もどうしようもないくらい落ち込んできたけれど、それは永遠に続くモノではなかったからこそ、今もこうして生きてる。今はちょっとよくないループにはまってるかもしれないけれど、これもいつかは過ぎ去っていく。
小さいことにくよくよするな!
今は「小さいことじゃねえよ」と反発したくなる自分がいるけれど、たぶん80年ぐらいの人生の中では小さいことなんだろう。というか、1ヶ月もすれば、覚えてないこともたくさんあるんだろうなぁ。
やっぱり自分にとって本の力は大きい。延々と頭の中でぐるぐるやってるだけじゃ、こんな前向きな思考は巡ってこなかったもんな。
落ち込みを優雅にやりすごしてやんぜ。