本を読めばどんな人にも会うことができる。本を読むなら、まず人を知れ。
本の読み方なんて学んだことないな。
今年は読書習慣を取り戻すぞ!と気合を入れて積極的に本を読んでいるけれど、いまひとつ読んだ内容を自分の中に取り込めてなくてモヤモヤしている。感銘を受けることがあったとしても、ブログに書評を書こうとすると、どうもちゃんと理解できてないと思い知って手が止まってしまう。
加齢のせいで記憶力や読解力が衰えはじめてるのか?なんてバカなことを考えてみる。ちょっとまて。読んだ本の内容が身につかないのは今にはじまったことじゃないじゃないか。(いばって言うことじゃない)しかも、まだ衰えるような年齢じゃないだろ。
暫し考えてふと思った。そういえば、ボクは本の読み方について学んだことがない。というか、本の読み方なんて、ただ文字を追うだけでしょ。せいぜい気になったところに線を引くか、付箋をつけるか、あとは抜き書きするぐらい?わざわざ学ぶようなことじゃない。それが読書に対するボクのこれまでの認識だった。
そんなとき、たまたまAmazonで本を探してたときに目についたこの本。あらゆる本が面白く読めるだと?そんなはずないじゃないか。うさんくさい。
- 作者: 一条真也
- 出版社/メーカー: 三五館
- 発売日: 2013/04/01
- メディア: Kindle版
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・・・でも、気になったし、安かったから買ってしまった。これがKindleの怖いところだ。あまりに気軽に本を買いすぎてしまう。Kindle破産に気をつけよう。
本は文字じゃなく、人だ。
衝動的に買ってしまった「あらゆる本が面白く読める方法」だけど、本の読み方なんてあまり考えたことがなかったから、なかなか新鮮で面白い。まだ読んでる途中だから、読み終えてからブログに書こうと思ってたけれど、今日録画していた「花燃ゆ」を見ていたら、この本に書かれていることとつながることが語られていて面白かったから、少し先行して書いてみることにした。
著者像を明確にイメージするため、その最高の資料となるのがプロフィールです。プロフィールを読むことで著者の像が浮かび上がります。こうなれば内容を理解するための第一歩の準備が整ったと思っていいでしょう。(あらゆる本が面白く読める方法)
本の内容をよく理解するためには、まず人を知れと書かれている。人を知り、その人をイメージしながら読むことでその本の理解は容易になるとか。今まで本を読むうえで、ボクはプロフィールなんて殆ど読んだことがない。だいたい著者は自分のことを本の中で語っているし、別にプロフィールまで読む必要性を感じてなかったのだ。
これは実に面白い。今度から本を読むときは、まずプロフィールから読んでみることにするか。そんなことを思いつつ、翌日、ふと思い立って録画してあった「花燃ゆ」を見ていたら、伊勢谷友介扮する吉田寅次郎(吉田松陰)がこんなことを語っていた。
本は文字ではない。本は人じゃ。開けば触れることができる。他の人の考えに。江戸におる人にも、外国におる人にも、とうの昔にのうなった人にも出会うことができる。同じく悩んで同じく答えを見つけようとした誰かがおって教えてくれる。その人の目で見た世の中の人生のあらゆることを教えてくれる。(花燃ゆ 第1話 人むすぶ妹より)
そうか。本を読むということは学ぶこと以前に人と出会うことなんだ。そう考えると、本に対してもっと思い入れをもって読むことができる気がする。偶然だけど、昨日本で読んだ「本を読むなら、まず人を知れ」ということの意味を伊勢谷友介のアツい語りでもっとわかりやすく教えてもらえた。
ブログのプロフィール、ちゃんと書こう。
これってブログだって同じじゃないだろうか?よく考えたら、ボクはブログの場合は「書いてる人はどんな人だろう?」と気になってプロフィールをチェックすることが多い。少なくとも、はてなブログで読者登録するとき、或いは読者登録してもらったときはその人のプロフィールをチェックしている。
で、何も書いてなかったらちょっとがっかりしたりしてるけど、自分自身、何も書いてないことにようやく気がついた。アカンやん。自意識過剰と言われそうだけど、もしかしたら、自分と同じようにがっかりしてる人が1人ぐらいはいるかもしれないじゃないか。
このIchiro Wada (id:yumejitsugen1)さんのような圧巻のプロフィールは書けそうにないけれど、少しぐらいは人となりがわかるようなプロフィールを書いてみようかな。
本の読み方を考えていたら、ブログのプロフィールをちゃんと書こうという意識づけにつながった。そう書くと支離滅裂なところが実に面白い。はてさて、自分ってどういう人間だったかなぁ?