自分の性格をかなり的確に言い当てられるディグラム診断がおもしろすぎる。
新年を迎えると、なんとなく新たな本に触れたくなる。その衝動に応えるには、やっぱり電子書籍じゃなく紙の本が必要で、ボクはそそくさと本屋に向かった。気になる本を数冊買ったんだけど、そのうちの一冊がこの本。
- 作者: 木原誠太郎,ディグラムラボ
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2016/12/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
性格診断というやつは、なんか時々やりたくなる。まぁ、なんのツールもなしに突然自分を振り返るってのは難しいから、楽しんで振り返れる性格診断ってのはいいんじゃなかろうかと思ってる。ということでさっそくやってみよう。
続きを読むロードス島戦記がいかにおもしろいかを語り合いたかった。
ボクの人生に大きな影響を及ぼした作品の1つ「ロードス島戦記」を久々に読み返している。まだライトノベルという言葉がなかった時代に刊行されたものだけど、その先駆け的な存在と言えるだろう。
「ラノベが人生に影響を与えるだって?」と笑われそうだけど、これは大げさな話じゃなく、このロードス島戦記がボクの中にファンタジー脳を作ってくれたからこそ、後に「ロード・オブ・ザ・リング」やら「ハリー・ポッター」といった世界に抵抗感なく浸ることができたに違いない。(ただし、ロード・オブ・ザ・リングの原作「指輪物語」は以前に読みかけて挫折した)
最初にロードス島戦記を読んでいたころは、ボクはまだ女子と手をつないだ経験すらない学生だった。いや、幼なじみの女子がいたから手をつないだことぐらいはあったか?ってそんな細かいことはどうでもいい。とにかく、そのころはロードス島戦記にはまりまくっていて、家でも学校でもひたすら読んでいた記憶がある。
「何読んでるん?」といきなり声をかけられて、反射的に顔を上げたボクは慌てて目をそらした。なんと、声をかけてきたのは同じクラスの女子Aさんだった。これは非モテ街道を爆走していたボクにとって大事件だった。もはや名前も顔も思い出せないぐらいだから、別に気になる存在ではなかったんだろうけど、やたら緊張して「ロードス島戦記」と無愛想に返してしまった記憶がある。
「それ、おもしろいやんなー。私も読んでるねん」と意外すぎる答えが返ってきた。なんだと!これは話したい!ロードス島戦記がいかにおもしろいかを語り合いたい!そして、それをきっかけにあんなことやこんなことや・・・。「うん。まぁ・・・」しかし、ボクの口から絞り出された言葉はそれだけだった。
ボクはロードス島戦記がもっと自分の人生を変えたかもしれない瞬間をあっさりとスルーしてしまった。その後もしばらくは「ロードス島戦記について語りたい!」という思いから、Aさんが気になっていたはずだけど、自分から話しかけるなんてのはありえなかったし、話しかけられたのもそのときだけだった。
しまった。ロードス島戦記について語るはずだったのに脱線しまくって全然関係ない妙に甘酸っぱい感じの思い出を語ってしまって戻れなくなった。まぁ、次はちゃんと書こう。
【合本版】新装版 ロードス島戦記 全7巻<【合本版】新装版 ロードス島戦記> (角川スニーカー文庫)
- 作者: 水野良
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2015/12/04
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
主語と述語がねじれてないか?なんてはじめて考えてみた。 #七ブ侍
主語と述語を明確に書く。
文章術を学ぼうとして書いているこの連載っぽいものも、もう今回で3回目になる。しかし、いまだにまともに文章術を学んではいない。心構えの面でボクがブロガーに向いてないのは十分よくわかったから、そろそろ本題に入りたいところだ。
主語と述語は必ず一文の中心になるんだ。だから、その主語と述語が明確でなかったり、ねじれていたら、非常にわかりにくい文になってしまう。(出口汪の「最強!」の書く技術)
おお!急に文章術っぽい話に突入してきたじゃないか。主語と述語とかなんだかなつかしい響き。まだ汚れを知らなかった少年時代の記憶が蘇りそうになる。あのころはよく歩きながら本を読んでいて躓いてこけてたっけ。溝に落下して気を失って救急車で運ばれたこともあったなぁ。
・・・まじめにやろう。こういう具体的な話になってきたら、例文があったほうがいいだろうってことで、ボクがこのはてなブログをはじめたときの記念すべき最初の一文を引用してみよう。
急に思い立って、会社の休憩時間にいそいそとスマホからはてなブログを開設した。
むむ。主語がないじゃないか。文法的に正すなら「オレははてなブログを開設した」という感じだろうか。なんだかハードボイルドな雰囲気。これまたなつかしい神宮寺三郎の「オレは煙草に火をつけた」的な。若い人は知らないだろうな。
・・・まじめにやろう。
文章を説明の言葉で飾る。
要点だけではわかりにくいから、主語に当たる言葉(体言)と述語に当たる言葉(用言)とにそれぞれ説明の言葉がくっつくんだ。(出口汪の「最強!」の書く技術)
たしかにわかりにくいし味気ないので、説明の言葉をくっつけてみよう。「朝からきまぐれな上司に振り回され、心身共に疲れ果てたオレは、昼休み開始直後、なんとなくたやすくアクセスアップが狙えそうなはてなブログをいそいそと開設した」ふうむ。なるほど。主語、述語、目的語のみで一文を書いてから付け足すってのははじめてやってみたけど、なかなかおもしろいな。事実はねじまげられてるけど。
ボクはつらつら書いているうちに、自分で何が言いたいのかよくわからなくなることがあるから、先に簡潔な一文を書いてから飾っていくようにしたらいいのかもしれない。いやー、でもボクの書き方は勢い勝負だからなぁ。どうなんだろう。
今回はちゃんと学べたような、当たり前すぎることだけで終わってしまったような微妙な感じだな。いろんな人の文章を分解してみたらもう少ししっかり学べるのかもしれない。まぁでも、ブログで自分語りする場合はイケイケのラッパーみたいに、いちいち「オレは」って言う必要はないだろう、たぶん。
- 作者: 出口汪
- 出版社/メーカー: 水王舎
- 発売日: 2015/12/15
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
リレーブログ企画 七人のブログ侍のこと。
このエントリーは実はリレーブログ企画「七人のブログ侍」向けに書いたモノだったりする。しばらく文章術をテーマに書いてるけど、あんまり手応えが感じられないのがつらいところ。さて、明日金曜日担当は「ガジェとろ」の「アリマックス」さんだ。ぜひ、読みに行ってみて下さいまし。
ボクは感情の赴くままに書かなきゃ、ブログを楽しめない。#七ブ侍
大勢の前で大声で主張できるか自問自答する。
ボクは「話すように書く」スタイルでブログを書いている。いろいろ試してこういうスタイルに落ち着いたということじゃなく、こういうふうにしか書けないのだ。いや、そりゃもちろん、仕事で文章を書く機会はしょっちゅうあるから、がんばれば論理的にわかりやすく書くこともできるはずだけど、さくさく楽しく書けないんだよなぁ。
ネットのブログや掲示板などに、感情的な言葉を書き連ねる行為は、大勢の人が道行く往来で、大声で怒鳴っているのと同じで、とても恥ずかしいことなんだ。(出口汪の「最強! 」の書く技術)
ボクはしょっちゅう「感情を垂れ流す」文章を書いてるから、こういうふうに書かれると急に恥ずかしくなってくる。大勢の人が道行く往来でブログに書いてるようなことを大声で主張できるかっていうと、まぁできない。というか、ボクは道行く往来じゃなくても、1対1の対話の中でもろくに主張できないじゃないか。自己主張弱すぎて後から振り返ってブログに思うところを書いたりしてること自体が既に恥ずかしい。
なんだか話がズレてしまったけど、文章を公開する前にこれは大勢の前で大声で主張できるようなことか?と自問自答するのは必要なことだろうな。ただ、はてなをうろちょろしていると、これでもか!と感情をぶちまけているブログがいっぱいあって、ボクはそういうのを好んで読んでいる。正しいか間違ってるかはおいといて、めちゃくちゃ人間くさい文章はおもしろいもんね。また話がズレた。
人はそう簡単にわかってくれない。
文章を「書く」ときにも、「人はそう簡単にわかってくれない」という前提から出発する必要があるんだ。(出口汪の「最強! 」の書く技術)
正直なところ人はそう簡単にわかってくれないし、そもそもこのブログはそんなに読まれてもいないんだから、そんなに苦心して誰にでもわかるように書くこともないだろ?なんていう開き直りがボクの中にはある。こんなわがままな書きっぷりのブログをいつも読んでくれてる人はホントに心優しい人たちだと思うし、感謝するしかないなぁ。
それって全然ブログ向いてないやん!文章術を学ぶ以前の問題のような気がしてきた。
文章術を学ぼうとしてその手前の気構えのようなモノをじっくりと学んでいるけれど、以前にも書いたように、やっぱりボクはブログ向いてないような気がしてきた。根本的に「多くの人にわかりやすく何かを伝えよう」という意志が欠如してるもんな。文章術を学んでたら、ブログやめたくなりました、とかいう展開がこの先待ち受けているんだろうか?いや、それはないだろう、たぶん。
- 作者: 出口汪
- 出版社/メーカー: 水王舎
- 発売日: 2015/12/15
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
リレーブログ企画 七人のブログ侍のこと。
このエントリーは実はリレーブログ企画「七人のブログ侍」向けに書いたモノだったりする。しばらく文章術をテーマに書いてみようと思ってるけど、本格的に学ぶ前にブログをやめたくなるような展開になってきた。さて、明日金曜日担当は「ガジェとろ」の「アリマックス」さんだ。ぜひ、読みに行ってみて下さいまし。
人に読んでほしいんだから、ちょっとぐらいは文章術を学んでみるか。#七ブ侍
そうだ!文章術を学んでみよう。
- 作者: 出口汪
- 出版社/メーカー: 水王舎
- 発売日: 2015/12/15
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
そうだ!文章術を学ぼう!と急に思い立った。ブログの文章なんて文法的な正しさより何を書くかだろ?とは思ってるけど、やっぱり人に文章を読んでもらおうとするからには、少しは読みやすく書く努力をすべきだろう。決して「何を書くか」で勝負できないから苦し紛れに「じゃあ、読みやすさを追求するか」とごまかそうとしてるわけじゃない。いやホントだって。
文章を書くためには、絶対に知っておかなければならないルールがいくつかあるんだ。それを知らずに、どんなに頑張って練習しても、人に伝わる文章は書けるようにならないんだ。(出口汪の「最強!」の書く技術)
「絶対に知っておかなければならないルール」なんかまったく知らないまま、2年以上もブログを書いてきたボクは、今まで400記事以上も人に伝わらない文章を書き散らかしてきてしまったんだろうか。「コイツの文章は何が言いたいのかさっぱりわかんねーな。あー、もうめんどくせー。とりあえずはてなスターつけとこ」とか思われてたらどうしよう。まぁ別にいいけど。いや、いいのか?
そもそもブログ向いてないかも。
メールでも、ブログでも、いつ誰に読まれてもいいように、「論理」を意識して文章を書くことが何よりも大切なんだ。(出口汪の「最強!」の書く技術)
いつ誰に読まれてもいいようにというのは、結構意識しながら書いてるつもり。ほぼ日手帳に書きなぐってることをそのままブログには書けないもんね。でも、「論理」を意識して書いたことなんかないな。
「私はこう思う。なぜなら、あーでこーで、こーだからだ!」というような書き方が論理を意識した文章なんだろうけど、はっきりいってめちゃくちゃ苦手だ。ボクはかもしれないと主張をぼかすことが多いし、なぜそうなのかを説明するのもめんどくさがってしまう。
それって全然ブログ向いてないやん!文章術を学ぶ以前の問題のような気がしてきた。いやいや、せっかく思い立ったんだから、もうちょとがんばってみようよ。まだまだボクの戦いははじまったばかりだ!
リレーブログ企画 七人のブログ侍のこと。
このエントリーは実はリレーブログ企画「七人のブログ侍」向けに書いたモノだったりする。しばらく文章術をテーマに書いてみようと思ったものの、既に雲行きが怪しくなってきた。さて、明日金曜日担当は「ガジェとろ」の「アリマックス」さんだ。ぜひ、読みに行ってみて下さいまし。
秋の夜長は、思わず小説を一気読みしたくなりませんか。#七ブ侍
小説を読むのが億劫だ。
小説を読むのは億劫だ。地道に文字を追って想像力を働かせて小説を読み進めるのはとても疲れる。だから、ついつい漫画やアニメ、映画なんかに向かってしまうのだ。人に文章を読んでもらいたい、という欲求を持ちながらブログなんか書いてるくせに自分は文字を読むのは億劫だとか、ひどい自己中っぷりだな。
そんなボクでも、衝動的に小説を読みたくなることがある。別に読書の秋とか意識してるわけじゃないけど、傾向的にちょっと涼しくなってくると、小説でも読もうかな、という気分になってくる。今まさにそんな感じで一週間に2冊も小説を読破してしまって自分で驚いている。
やっぱり、小説の没入感はすごい。視覚や聴覚に訴えてくる情報がなく、すべてが自分に委ねられている。明確なビジュアルイメージが示されない小説においては、読む人にとって最上級の存在を成立させることができるのが最大の強みだろう。
映像化してしまったら、どんなに素晴らしくリアルでおどろどろしい特殊メイクを施しても、それを最上級に恐ろしいと思う人もいるかもしれないけど「いやいや、あの映画のアレのほうがすげえよ」とか「うちの嫁のほうがよっぽど恐ろしいよ」という人もいるはず。石原さとみが登場しても、それをめちゃめちゃ美しいと感じる人もいれば「いやいやオレの彼女に比べたら全然」とか「もっと他にいるでしょ」と感じる人もいるだろう。ちなみにボクは石原さとみはけっこうスキだ。
そんなふうに小説が何にも勝る魅力を持っていることを知っていながら、やっぱりボクは小説を読むのが億劫でしかたない。そんなボクの心理的障壁をあっさりととりはらって一気読みさせてしまった2冊の小説のどこにそんなチカラがあったんだろう?妙に気になったので軽く紐解いてみようじゃないか。
一気読みしてしまった2冊の小説たち。
罪の余白 / 芦沢 央
- 作者: 芦沢央
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2015/04/25
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
これはつい最近映画で公開された作品なので知ってる人も多いはず。映画の評判がどうなのかは知らないけど、原作はかなりスリリングで面白かった。テーマが「いじめ」なので、おもしろかったというひとことで片付けるには抵抗がありすぎる。でも、いじめによって娘を失った父親の復讐劇という珍しくないストーリーを終始緊迫感を保ったまま一気に読ませてしまうのはすごい。
クリムゾンの迷宮 / 貴志 祐介
- 作者: 貴志祐介
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2012/12/06
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (9件) を見る
ボクがスキすぎる貴志 祐介さんが描くシチュエーションスリラーということで、これはボクにとってはこのうえないごちそうだった。はっきりいってしまえば、大筋はバトルロワイヤルやらハンガーゲームのようなさぁ、みんなで殺し合いましょう的な内容だ。しかし、懐かしのゲームブックが登場したりしてその独特の世界観に惹きこまれてしまった。
一気読みしたくなる小説の傾向を考えてみる。
気になりすぎるキャラクターがいる。
「罪の余白」に登場した気になりすぎるキャラクターは「小沢 早苗」だ。
瞬きもせず、不快感をにじませているかにも見える冷たい目線を宙に固定させ、必要以上に開かない小さな口で淡々と話す早苗は、若く顔立ちが整っていることもあり精巧なロボットに見えた。(罪の余白)
妙に個性的なキャラクターだけど、この早苗はどうストーリーに関係するんだろう?たぶん重要な役どころなんだろうけど、全然想像がつかないな、と感じたところが、ボクにとっての物語への没入ポイントだった。
「クリムゾンの迷宮」で気になったのは1人で異世界に放り出された主人公の前に現れた「大友 藍」だった。
藍は唇を噛んで、壊れたゲーム機を見つめていた。どこか両眼の焦点が合っていないような気がするのは、気のせいだろうか。(クリムゾンの迷宮)
両眼の焦点が合っていない?それってどういう意味だろう?わざわざ説明を加えるんだから意味があるはずだ。他にも補聴器を装着していたりしているという特徴があって、それも気になった。女性キャラばかり気になってしまうのは、まぁ、ボクがおっさんだからしょうがない。
特徴的なしかけがある。
「罪の余白」での特徴的なしかけは、視点が次々に切り替わりながらストーリーが展開するところだ。そうすることで登場人物の心情が細やかに描かれ、キャラクターが把握しやすくなる。文字として書かれていなくても、このキャラクターならこう感じるだろうという想像の幅が広がって、物語への没入感が一層強くなる。これは面白いしかけだと唸った。ここまでいじめ加害者といじめ被害者の心理をリアルに描ける筆力がすさまじい。
「クリムゾンの迷宮」は先にも少し書いたけど、ゲームブックをなぞらえたストーリー展開というのがあまりにも斬新だ。ボクのようなゲームブックを楽しんだ世代にとっては、それだけで忘れられない小説になるかもしれない。ただ、ゲームブックのブームって何年前だったかなぁ?まったく知らない世代にとっては、逆に障壁になってしまうだろうし、大胆な賭けに出たもんだなぁ。
人間の極限状態を垣間見ることができる。
我ながら悪趣味だなぁと思うけど、極限状態に陥った人間がどうあがくのか?という展開にはどうしても惹かれてしまうよね。「罪の余白」は人を犠牲にしてでも、どうにかして自分だけは助かろうとあがく「木場咲」から目が離せないし、「クリムゾンの迷宮」では今までにないぐらい物事と真剣に向き合って、なんとか生き延びようとする「藤木芳彦」に感情移入してしまう。
そういうときこそ人間の本質が表れるといつも思ってるし、もしかしたらこのブログでも語ったことがあるかもしれないけど、なんでボクはそんなに人間の本質が見たいんだろう。世の中には見ないほうが、知らないほうが幸せなことがいっぱいあると解っているのに、それでも求めてしまうのはなんでだろう。
小説はいいもんだ、というテーマから話が逸脱しそうなので、これ以上掘り下げるのはやめとこうっと。まぁ、また気が向いたらなんか書くかも。
秋の夜長、テレビを消して、小説に浸ってみるのもいいんじゃないでしょーか、というとりとめのない話はこれにておしまい。さて、次は何を読もうかな。
「七人のブログ侍」という企画に参加してみた。
実は今回のこのエントリーは、ブロガーリレー企画「七人のブログ侍(七ブ侍」に季イチ侍として参加させて頂いていたりする。なんで侍なんだろう?とか、なんでボクが声をかけて頂けたんだろうとか、いろいろな疑問はありつつも、なんだか楽しそうだからという理由だけで参加してみた。
制約は特になかったので、まったく意識せずにいつもどおり書いてるんだけど、あまりにも他の参加者の方とはカラーが違いすぎる気がする。はてなブログから参加してるのもボクだけっぽいし。ホントにこんな感じでいいんだろうか?まぁ、今更書き直しもできないので、このまま「公開する」ボタンを押してしまおう。
七ブ侍は曜日ごとに担当が決まっていて、明日の担当はこっこさん(@cocco00)だそうです。正直なところ、ほぼ面識がないので、なんといって紹介していいのやら。えーと。ボクの中では「ジブン手帳と下ネタの人」かな。うわ!てきとーすぎるやろ、それは。
ともあれ、ノリハナさん、お誘いありがとーございました!
起業にはまったく興味がないボクが「僕が四十二歳で脱サラして、妻と始めた小さな起業の物語」を読んで感じたこと。
ボクは起業を志したことなんかない。会社をやめようとしたことは何回もあるけれど、その理由はただ「逃げ出したい」だけだったし、それから多少冷静になっても、転職先を探してたもんな。
だからたぶん、この本は書店で見つけても手にとらなかっただろう。最初からIchiro Wada (id:yumejitsugen1) さんの本だと知っているから、人に対する興味で買おうとしてたけど、起業には興味ないし。自分で買おうとしたものの、あえて一郎さんから本を頂くというカタチで本を入手することを選んでみた。わざわざ手書きのメッセージを添えて下さる誠実さには感動したなぁ。
僕が四十二歳で脱サラして、妻と始めた小さな起業の物語 (自分のビジネスを始めたい人に贈る二〇のエピソード)
- 作者: 和田一郎
- 出版社/メーカー: バジリコ
- 発売日: 2015/09/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
ということで、起業にはまったく興味がないボクが、この本を読んで何を感じたのかつらつらと書き綴ってみることにする。
単純に読み物としておもしろすぎる。
真剣に生きている人の生きざまをとりあげて「おもしろい」というのはどうにも不謹慎なんだけど、やっぱり「ここまで書いちゃっていいの?」と感じることがいっぱいあって、それがあまりにもリアルで「おもしろい」としか言いようがない。200ページぐらいの本だけど、その半分ぐらいを使って失敗談が綴られている。コンサルタントに否定され、やれそうなことを手当たり次第にあたってみても、なかなか光は見えず、自分の親にも否定され、ずっと理解を示してくれていた妻との関係も雲行きが怪しくなってくる。
あの頃の気分は、先に奈落が待っているベルトコンベアに乗って、それから逃れるために反対向きに走るわけでもなく、ただ呆然とコンベアの終端が刻々と近づいてくるのを待っているような、そんな感じだった。死ぬほど働いてみせる覚悟はあるのに、何をすればいいのか、それがわからないのだ。(僕が四十二歳で脱サラして、妻と始めた小さな起業の物語)
すごいな、と思わずにいられないのは、そこまで挫折にまみれても、絶望しきってしまわずに「死ぬほど働いてみせる覚悟」を持ち続けていられることだ。ボクなら、ここまでの心境に陥ったら、あきらめてハローワークへ向かうだろう。そのあと、ついに「見つけた」瞬間が訪れるんだけど、その奇跡の大逆転劇には素直に感動してしまった。決して天才肌とは言えないような人の努力が報われる瞬間には、どうしても心揺さぶられてしまう。
やっぱりボクには起業はムリだ。
この本を読むと「諦めないかぎり、失敗はない」という言葉が頭に浮かんでくる。そして、ちょっと自分にも何かやれそうな気がしてくる。ただ、気分が高揚するのはいいとしても、その勢いで見当違いの方向へ走りだしちゃいけない。
もしあなたが、自分の挑戦のために家族に大きな苦労をかけるかもしれない、それはできないと思うような人であれば、あなたはおそらく、僕の言う起業家としての資質はないものと思わなければならない。(僕が四十二歳で脱サラして、妻と始めた小さな起業の物語)
自分に才能があるかどうか、どれだけの努力ができるか、そんなこと以前に、ボクには今のそれなりに安定した暮らしを捨てて家族に大きな苦労をかけることはできない。うちの奥さんは何よりも安定を求めるタイプの人だとわかってるから、起業しようとするなら離婚しなきゃいけないだろう。もし、相手が受け入れてついてきてくれたとしても、自分がそれを良しとすることができない。
独りになってまで起業して成功したいか?と言われればそんな気はまったくない。だったら、ボクはサラリーマンとしてやれることを愚直にやっていこう。今いる場所に自分の居場所を築いていこう。でも、Ichiro Wada (id:yumejitsugen1) さんみたいに「死ぬほど働いてみせる覚悟」はないんだよなぁ。こうしてブログも書いていたいし、睡眠時間も6時間ぐらいは確保したい。
やっぱり、ボクは極めて普通っぽくてレールの外へはいけそうにないな。まぁ、それで幸せを感じていられるなら、それでいいじゃないか。
Kindle持ってるAmazonプライム会員が無料で読める、おすすめ本と気になる本をまとめてみた!
オーナーライブラリーの本は探しにくい。
ボクはもともとamazonプライム会員で、Kindleを買ったときは、オーナーライブラリーにある本を月1冊無料で読める!と聞いて「これはお得すぎる!」と喜んだものだった。が、しかし、最近はだいたい何も読まないまま1ヶ月がすぎていく。理由は完全にこかげ (id:hinatakokage)さんが代弁してくれてる。
読みたい本を時間をかけて探しても結局何も選ばないようになってしまっています。その一連の時間が無駄なので最初から読みたい本にお金を出して読む方が健全だと思うようになりました。(日なたと木陰)
ほんまにこれやねん。本の数はたくさんあるけど、めちゃめちゃ探しにくいし、自分が気になる本があまり見当たらない。いや、正直に言うと、おっぱいは気になるんだけど、マジメに読みたい本を探してるときには目に入ってほしくない。うん。おっぱいが悪いわけじゃない。ただ、自分が見たいと思うときに自分の意志で見たいじゃないすか。そういうのは!って何を力説してるねん。
ということで、同じような思いを抱えてるキンドラーたち(はじめてきいた)のためにオーナーライブラリーにある無料で読めるおすすめKindle本を紹介してみる。それから、ろくに読めてない自分のために気になる本も併せてリストアップしてみるので、もうおっぱいをかきわけて本をさがすのにつかれた人は参考にしてみて下さい。めっちゃ偏ってるけどな!
読んでよかった無料で読めるKindle本10選!
完訳 7つの習慣 人格主義の回復
- 作者: スティーブン・R・コヴィー
- 出版社/メーカー: キングベアー出版
- 発売日: 2014/05/23
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (6件) を見る
名著「7つの習慣」が無料で読めてしまうのはかなりすごい。紙の本で買ったら3,000円ぐらいするしね。かなり読むのはしんどいけど、何年たっても色あせない大切なことが学べるので、無料で読めるならがんばってみてはどうでしょ。
思考は現実化する
- 作者: ナポレオン・ヒル
- 出版社/メーカー: きこ書房
- 発売日: 2015/01/08
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
意識高めな読むのがしんどい本が続くんだけど、これも名著。無料で読めるんだから、気兼ねなく気になる箇所だけを拾い読みしてもいいんじゃないかなぁ。いろんなビジネス書に出てくる要素が詰まってるので。
仕事は楽しいかね?
- 作者: デイル・ドーテン
- 出版社/メーカー: きこ書房
- 発売日: 2015/01/20
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
先に挙げた名著の内容とは矛盾しそうな本をこのへんで。この本で語られるのは、いろんなことを試して明日は今日とは違う自分になりましょう、というシンプルなもの。仕事に疲れ果てたときにじっくり読みたい本だ。
夢をかなえるゾウ
- 作者: 水野敬也
- 出版社/メーカー: ミズノオフィス
- 発売日: 2013/04/23
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (9件) を見る
これはもう説明不要な本だし、紹介するまでもないかも。今まで気になってたけど、まだ読んでなかったなという人に。人生の成功法則がわかりやすくすっと入ってくる感じで動きたくなる。まぁ、現実はそんなに容易くはないのだけれど。
人生はワンチャンス!
人生はワンチャンス!- 「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法 人生は?シリーズ
- 作者: 水野敬也,長沼直樹
- 出版社/メーカー: ミズノオフィス
- 発売日: 2013/07/05
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
本の性質上、紙の本でパラパラと読むほうが合ってるんだろうな、という気はするけど、愛らしい犬たちにほっこりしながら「大切なこと」を学べるという犬好きなボクとしてははずすわけにはいかない一冊だ。
日記の魔力
- 作者: 表三郎
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2012/07/01
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (5件) を見る
読むと日記をはじめたくなる本。ライフログが好きなボクとしては「やっぱりそうだよな」と頷くことが多かった。ただ、ボクは日記は手帳に書いてるし、マイナスなこともいっぱい書いてるから、本に書いてることにあんまり従ってないな。
ブログを10年続けて、僕が考えたこと
- 作者: 倉下忠憲
- 出版社/メーカー: 倉下忠憲
- 発売日: 2015/05/28
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (2件) を見る
ブログをずっと書き続けていたいと願う人たちにぜひオススメしたい本。これについてはさんざん語ってるこちらの記事をどうぞ。
レールの外ってこんな景色 : 若手ブロガーから見える新しい生き方
レールの外ってこんな景色: 若手ブロガーから見える新しい生き方
- 作者: イケダハヤト,タクスズキ,鳥井弘文,けいろー,ツベルクリン良平,下津曲浩,池田仮名,金野和磨,中里祐次
- 出版社/メーカー: WOODY
- 発売日: 2014/11/14
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
これは今読んでいるところ。ボクはレールの外へ行こうとは全然思ってないけれど、だからこそ、違う景色が見えて面白い。日頃、ブログを読ませて頂いてる方もいるし。イケダハヤトさんが登場してひとこと添えてるのもおもしろい。
はてな村奇譚
- 作者: 小島アジコ
- 発売日: 2015/08/20
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (3件) を見る
- 作者: 小島アジコ
- 発売日: 2015/08/20
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (2件) を見る
はてなでブログ書いてるからには、これははずせないよなーとか。
読んでみたい無料で読めるKindle本15選!
まんがで身につくアドラー明日を変える心理学
まんがで身につく アドラー 明日を変える心理学 (Business ComicSeries) あさ出版電子書籍
- 作者: 鈴木義也
- 出版社/メーカー: 株式会社あさ出版
- 発売日: 2014/12/12
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
嫌われる勇気効果もだいぶ薄らいできたし、もう一度アドラーに触れてみようかなと思ってるんだけど、マンガは気楽に向きあえていいよね。
人生ドラクエ化マニュアル
人生ドラクエ化マニュアル<オーサーズエディション>: 定価5,500円のドラクエに面白さで負ける人生を送ってどうする!? (JUNZO)
- 作者: JUNZO
- 出版社/メーカー: JUNZO
- 発売日: 2015/04/25
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (2件) を見る
ドラクエっていう単語だけで前から気になってる本。人生ドラクエ化って何かタスクをこなすたびに経験値をゲットしてレベルが上がるとかそういうネタだろうか?
なんであの人ばっかり! どうせ自分なんて・・・「うらやましい」と思ったとき読む本
なんであの人ばっかり! どうせ自分なんて・・・ 「うらやましい」と思ったとき読む本
- 作者: 心屋仁之助
- 出版社/メーカー: 株式会社あさ出版
- 発売日: 2014/05/15
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
心屋さんはよくテレビで見かけるけど、ちゃんと本は読んだことない。人気ブログを見てちょっとうらやましいと思ってしまうボクにはぴったり・・・なのか?
3秒ルール 一瞬で初対面の人と打ち解ける方法
人見知りしすぎるボクはこういうタイトルの本は気になってしまう。まぁ、本を読んだだけで簡単に初対面の人と打ち解けられるようにはならないだろう、たぶん。
ソース~あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。
- 作者: マイク・マクマナス
- 発売日: 2015/07/29
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
あなたを自分の人生の「本当の」主人公にします。という謳い文句がうさんくさいけど、なんだか気になる。
苦しまなくて、いいんだよ。
- 作者: プラユキ・ナラテボー
- 出版社/メーカー: Evolving
- 発売日: 2015/10/13
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
やさしすぎるタイトルとイラストだけで気になってる本。いやされたい。
いつだってマンガが人生の教科書だった
- 作者: 千田琢哉
- 出版社/メーカー: 株式会社あさ出版
- 発売日: 2015/03/09
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
あの名言ってなんのマンガに出てきたんだっけ?と、思いを巡らせることが多いボクには面白く読めそうな予感がする。
アニウッド大通り
- 作者: 記伊孝
- 出版社/メーカー: 記伊孝
- 発売日: 2014/01/30
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
マニアックなアニメネタ、80年代カルチャーてんこ盛りのほのぼの漫画とか言われるとなんだか気になる。
ごー・れむ
買い物から帰ったら、お兄ちゃんがゴーレムを造ってた!っていうどこからツッコミいれたらいいのかわからない感じが気になる。
リコーダーとランドセル
リコーダーとランドセル 1 (バンブーコミックス 4コマセレクション)
- 作者: 東屋めめ
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2012/11/26
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
見た目は大人、中身は子供ってコナンの逆だよなぁ。気になる。
ナナのリテラシー
- 作者: 鈴木みそ
- 出版社/メーカー: Miso Suzuki
- 発売日: 2014/01/23
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (11件) を見る
鈴木みそさんって実は知らないんだけど、電子書籍業界の最重要パーソンなのだとか。単純なので、それだけで気になってしまったり。
そせじ
- 作者: 山野一
- 発売日: 2014/07/21
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
これはどうにも絵が気になってしまった。シュールでハッピーな新型育児コミックらしい。ギャグマンガ系かな?
スクランブル・ウィザード
- 作者: すえばしけん
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2013/03/15
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
たまにはラノベも読んでみたい!ってことで表紙が気になったものを。よくある現代に魔法が存在するような世界観みたい。
あの世ですが裁判員裁判を始めました
- 作者: 須崎正太郎
- 発売日: 2015/09/18
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
もうひとつラノベ。ちゃんと裁かれずに死んでいった悪人をあの世でちゃんと裁くためのあの世の裁判員っていう設定がおもしろくて気になる。
Androidスマートフォン便利すぎる!200のテクニック
Androidスマートフォン便利すぎる!200のテクニック (超トリセツ)
- 出版社/メーカー: standards
- 発売日: 2015/09/02
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
こういう本って別にネットで調べればいいんじゃ?と思って買わないけど、無料で読めるならちょっと見てみたい。
月1冊無料サービスを有効に使っていきたい。
これだけリストアップしておけば、しばらくはAmazonプライム会員特典の月1冊無料サービスを有効に使えるだろう。完全に自分の感覚に偏ってるから誰かの役に立つような気はしないけど、もしかしたらということで公開してみた。
なお、このリストは2015年10月17日時点のものなので、急にオーナーライブラリーから外れる本があるかもしれず、参考にされる方がいらっしゃったらお気をつけ下さいませ。今後「読みたい」が「読んだ」に変わってあんまり良い本じゃなかった場合ははずしていこうかなぁ。
本棚の10冊を晒すと、自分が全然読書家じゃないのがばれる。
この記事を読んでいると、自分を10冊で表現できるかが気になったので試してみることにした。紙の本を処分してKindleで持っているモノもあるんだけど、今回はあえてそれらは除外して挑んでみることにする。縛りプレイ万歳。
精霊使い エレメンタラー / 岡崎武士
- 作者: 岡崎武士
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/10/23
- メディア: コミック
- クリック: 36回
- この商品を含むブログ (23件) を見る
いきなりマンガから。ググってみると、初版は1990年発刊になってるから、もう25年も前の作品ということになる。もはや知ってる人がいる気がしないなぁ。作者の体調不良を理由に未完のままだったけど、10年の時を越えて完結。ただ、あまりにも絵柄が変わってしまっていて違和感が拭えなかった。
なぜ、このマンガを選んだかというと、いまだにボクは当時の岡崎武士さんの絵が一番スキだから。徹夜するぐらいの勢いで、やたらと模写しまくってたもんな。もう何年も絵なんか描いてないからマトモに描けないだろうなぁ。
どうでもいい情報だけど、主人公の幼なじみの名前がうちの奥さんと同じ名前である。ホントにどうでもいい。
326−ナカムラミツル作品集 / ナカムラ ミツル
- 作者: ナカムラミツル
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 1998/07
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
今度は詩集など。これも90年代の作品。あまりに素朴な言葉となんとも言えないセンスのごちゃごちゃした絵がスキで、一時期は新しい作品を見つけるたびに買うぐらいスキだった。
人生はかけ算だ どんなにチャンスがあっても、君が『ゼロ』なら、意味がない。(326-ナカムラミツル作品集)
久しぶりに本を開いて読んだけど、やっぱり何年経っても、この言葉はスキだなー。自己否定感が強くなりすぎているときには読むとツラくなってたけど、今はまた違って見える。こういう人の心を動かすような言葉を綴れるようになりたい。
ミストキャッスル ー 蛮都からの生還 ー / 田中公侍、川人忠明・グループSNE
ソード・ワールド2.0サプリメントミストキャッスル─蛮都からの生還─
- 作者: 田中公侍,川人忠明,グループSNE,北沢慶
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/富士見書房
- 発売日: 2009/02/20
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
ボクの本棚はマトモな本が全然ないな。今度はTRPG「ソード・ワールド2.0」のサプリメントだ。学生のころ、TRPGをやりまくってたから、この1人で遊べるサプリメントは発売を待って即買いしたんだよなぁ。しかし、死にまくるし、魔改造されまくって腕がタコの触手になってしまったりとさんざんな状況に陥るばかりでクリアする根気がなくなった。
また久しぶりにやってみようかなぁ。奥さんと2人でやるのもアリかもしれない。
音を大きくする本 / 永野光浩
音を大きくする本 (Stylenote Nowbooks3)
- 作者: 永野光浩
- 出版社/メーカー: スタイルノート
- 発売日: 2006/11/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 26人 クリック: 124回
- この商品を含むブログ (27件) を見る
過去にプレイヤーズ王国(後にMySound ユーザースペース)というサイトでコピー曲を打ち込みで製作して公開してたころ、毎日お世話になっていた本。自分で作ったオケと人に歌ってもらったヴォーカルをミックスダウンするとき、他の人の作品に比べて音が小さすぎるのが悩みだった。音圧を上げるためにイコライザーをどう調整すればいいか、どうコンプレッサーやリミッターをかければいいかをせこせこ勉強してたなぁ。
もう使う機会がなくなった本だけど、捨てる気にもなれなくて置いてある。
よつばと! / あずまきよひこ
- 作者: あずまきよひこ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2003/08/27
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
これはもうめちゃめちゃスキなマンガで、冗談じゃなく人生のバイブル。こんなふうに、なんでもないような日常に目を向けて、ほっこりと生きていけたらいいなといつも願っている。ちなみにいつも変なシャツを着てる風香がお気に入り。
よつばとひめくりはもう毎年買い続けてるんだぜぃ。
はじめてのGTD ストレスフリーの整理術 / デビッド・アレン
- 作者: デビッド・アレン,田口元
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2008/12/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 127人 クリック: 1,493回
- この商品を含むブログ (305件) を見る
なかなかちゃんと回せてないGTDだけど、躓いたときにはいつもこれを本棚から取り出す。インターネット上にはGTDの手法について要約された記事が山ほどあるけれど、やっぱり原典はちがうな、と思う瞬間がいっぱいある。どうも何度も読まないと意味がわかりにくいところも多いけどね。
「とりあえず、5年」の生き方 / 諸富祥彦
- 作者: 諸富祥彦
- 出版社/メーカー: 実務教育出版
- 発売日: 2010/11/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 10回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
はじめて読んだとき、やたら共感しまくったし、ボクの人生観にかなり影響を与えた本。気になる言葉はいくつもあるけど、ひとつだけ挙げるならコレかな。
自分の人生に価値があるかないかのものさしをつくれるのは、ただひとり、自分だけなのです。(「とりあえず、5年」の生き方 )
悔いのない人生をつくるためにどうすればいいか?がやさしい言葉で丁寧に綴られている。やたら向上心を煽るような内容じゃないから、疲れた心にすーっと入ってくるような空気感が気に入ってる。
七回死んだ男 / 西澤 保彦
- 作者: 西澤保彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/10/07
- メディア: 文庫
- 購入: 22人 クリック: 145回
- この商品を含むブログ (158件) を見る
長らく小説を読めなくなってたボクを小説の世界に引き戻した一冊。あまりにインパクトのあるタイトルに惹かれて買ったんだけど、あまりにも面白くて一気に読んでしまった。ループものがスキな人なら間違いなく楽しめるはず。
これを読んでなかったら、いまだにボクは小説読めない病を患ってたかもしれないもんな。ちなみに西澤保彦さんの作品では「人格転移の殺人」も甲乙つけがたい面白さなので、気になった人は是非手にとってみて下さい。
人生は1冊のノートにまとめなさい / 奥野宣之
人生は1冊のノートにまとめなさい―体験を自分化する「100円ノート」ライフログ
- 作者: 奥野宣之
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2010/11/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 7人 クリック: 184回
- この商品を含むブログ (55件) を見る
ボクがライフログを残すことに目覚めたのがこの本。この本を読んでなかったら、ほぼ日手帳を使おうとはしなかったかもしれない。この本に書かれてるほど、みっちりとライフログを残してはいないけれど、この本からヒントを得たことは山ほどある。いろんな手帳術の本を読んでるけど、迷ったときにはやっぱりココに戻ってくるっていう感じかな。
ほぼ日手帳公式ガイドブック2016
ほぼ日手帳公式ガイドブック2016 This is my LIFE.
- 作者: ほぼ日刊イトイ新聞
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2015/08/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
これはやっぱりはずせないというか。2011年ごろから毎年買ってるしね。本が大判になって写真がよく見えるようになったのはいいけど、めっちゃ収納しづらいのがツラい。それにしても、やっぱりイラストが描かれた手帳は美しい。文字ばっかりで埋め尽くされたボクの手帳とは違うなぁ。
というわけで、本棚から集めてきた10冊で自分を表現してみたつもりなんだけど、どうなんだ?なんかあまりにもとっちらかっていて、キャラクターが把握しづらい結果になってしまったような気がする。どういう自分を表現したいのか、当人がわかってないもんな。
いないと思うけど、7冊ぐらい被る人がいたら、ぜひ、友達になりましょう!
5つの読書記録サービスを比較して、メディアマーカーを使うことに決めた!
読書記録サービスともう1度向き合ってみる。
このまえ参加した読書会で対話した中で「読書記録をどうしているか?」というテーマがあって、ボクは「色々WEBサービスは試したけど、めんどくさくてやめちゃった」とか言った記憶がある。言ってしまってから、これじゃあ全然話が広がらないじゃないかと反省したけど、事実なんだからしょうがない。
でも、振り返ってみると、ブログに書評っぽいことを書きたくなって何の手がかりも残ってないから、めんどくさくなってやめるってことがよくあるなーと気づいてしまったから、もう一度読書記録サービスを比較検証して、コレだ!と決めたモノに向き合ってみることに決めた。
いや、向き合うべきは読書記録サービスじゃなく、本の内容じゃないか?ともう1人の自分が囁くけど、もう走りだしたボクの耳にはそんな声は聴こえちゃいない。
5つの読書記録サービスを試してみる。
それでは、さっと調べて目についた読書記録サービスをいくつかとりあげて、自分が求める機能を満たしてるかどうか検証してみる。試してみる読書記録サービスは5つ。ちょっと多すぎる気はするけど、こりゃ自分には合ってないなと思うものは、消去法でさっさとはずしていこう。
ブクログ
91万人が使ってるってのはすごい。もうそれだけ使ってる人が多いってことはきっといいものなんだろうとか流されてしまいそうになる。使ってる人が多いと洗練されていくスピードが早いのも事実。ぱっと見の印象は可もなく不可もなく。
読書メーター
これも感覚的に周囲では使ってる人が多い印象がある。読書量がグラフで見える化されるってのが読書習慣を取り戻したいボクにはよさげだなー。
メディアマーカー
これは何回か使おうとして挫折したんだよなぁ。Evernoteと連携して読書記録をとるには便利なサービスだったはず。性懲りもなく、もう1回試してみる。
読書ログ
これはまだまだ新しいサービスなのかな。マイページにタイムラインなんかが表示されていて、読書記録を残すだけじゃなく、読書好きな人たちとコミュニケーションをとりたいならよさげ。
ブクレコ
これもまだ新しそう。ソーシャルブックレビューとうたってるだけに、SNS感満載なマイページの外観だな。機能とは関係ないけど、4文字の名前は覚えやすくていい。ボクのブログも「いずれも。」だしね。
読書記録サービスに求めるもの。
さて、じゃあさっそく検証していく。ボクが読書記録サービスに求める機能はシンプルに3つなので、それをきっちり満たしてくれるものを選び抜こう。合わないモノはばっさり切っていっちゃうよ。
1.さっと本を登録できる。
やっぱりまずはこれが大事。本を買ってきたとき、読みたい本を見つけたとき、さっと登録できなかったらめんどくさがりなボクが続けられるはずがない。
パソコンでさっと本を登録できるか?
これはすべてのサービスで特にストレスを感じることなくできる。検索して登録したい本が見つかったら、カテゴリ分けして登録する。まぁこの機能が使えないとサービスとして成立しないもんね。
スマートフォンからさっと本を登録できるか?
ここで「読書ログ」と「ブクレコ」が脱落。読書ログはスマートフォンアプリはあるものの、バーコードを読み取って登録する方式なので電子書籍に対応していない。読書ログのサイトにアクセスしてみても、スマホに最適化されてなくてツラい。ブクレコはアプリがあるのに、なぜかどうがんばってもTwitter IDで連携できなくてエラー。こちらもサイトがスマホに最適化されてなくて残念無念。
残るは「ブクログ」「読書メーター」「メディアマーカー」の3つになってしまった!ということで、次のテスト、いってみようかー。
2.さっとメモがとれる。
ただ持っている本を管理するということじゃなくて、やっぱりやるからには読書記録を残したい。本を読んで感じたことをさっとメモがとれたらいいなー。
パソコンでさっとメモをとれるか?
メモをとるまでのステップについてはどれも似たりよったりだけど、「メディアマーカー」は引用に加えて自分のコメントも残せるようになっているのが素晴らしい。「読書メーター」はつぶやくっていう機能でメモがとれるけど、あまりにも目立たず、ひっそりと設けられていてわかりにくい。
スマートフォンでさっとメモがとれるか?
「ブクログ」はアプリで「メディアマーカー」はスマホに最適化されたWEBサイトで、どちらもさっとメモがとれる。「読書メーター」はつぶやくへのリンクがページの最下部に設けられているのでやたらスクロールしないとメモをとることができなくて、非常にツラい。残念ながら読書メーターはここで脱落かなぁ。
さぁ「ブクログ」と「メディアマーカー」の一騎打ち状態で最後のテストにいってみましょー。
3.読書記録をさくさく検索できる。
本のタイトルだけじゃなく、引用とかコメントとかも検索したい。ブログを書いてると「アレってどっかで読んだ気がするけど、どこで読んだんだっけ?」と思うことが多いもんな。
確認してみると、いきなり「ブクログ」が脱落してしまった。残念なことにブクログでは引用やコメントを検索することはできない。「メディアマーカー」はコメントを検索することができる。ただ、引用についてはコメントも含めて検索できないみたい。
にしても、コメントを検索できないブクログは残念だ。デザイン的にはなんだか見づらいメディアマーカーよりブクログのほうがスキだもんなー。なんにせよ、ボクが読書記録サービスに求めるものをすべて満たすのは、メディアマーカーしかないってのはよくわかった。
メディア−マーカーに決めた!
けっきょく何回か試して挫折したメディアマーカーにもう1回向き合うことになった。読書記録サービスって、マジメに使うと記録量は膨大になってくるし、途中でやっぱり他のに乗り換えよう!ってのがやりにくいからすげー悩む。でも、他のサービスもしっかり見てから決めたから、今度は他のにしようかな・・・とフラフラすることはないだろう。
さぁ、ツールは決まったし、しっかり読書習慣取り戻していこう。