万能パパでも人としてダメパパでもない中途半端パパ
ネットをだらだら見ていると、シングルファザーでもやっていけそうなパパと育休取ってパチンコ通いするような酷いパパ(もはやパパではない)の両極端な事例が目につく。
ボクはというと、家事育児を頑張りたいと思いつつもうまくやれないというどちらにも属さない存在だという自覚がある。
何が困るかっていうと、気持ちの置きどころがないというか共感できるシーンが少ないということなんだよなぁ。
うまくやれないママたちの記事は溢れていてそれに共感できるけど、うまくやれないと悩むパパの情報はとても少ないのだ。
1人めの妊娠が分かったとき、ボクはあまりにも無知だったのでパパとして何ができるのか、やらなきゃいけないのかをネットや本で調べまくった。
残業を減らし、ママのつらさを理解して家事負担を減らし、授乳以外のすべてを担えるパパになろう、という言葉が重くのしかかる。
その当時は職場で人の入れ替わりが激しく、上司の思いつきもすべて自分に降りかかっていたので、到底残業を減らせる状況じゃなかった。
「残業を減らし」の最初の6文字で挫折してスタートラインにすら立てない。
そんななか奥さんに「育児を手伝いだと思ってない?」とかなり辛辣に責められたことがあった。
オムツ交換のタイミングをよく忘れるとか、出かける時に子供に着替えさせたり、持ち物を準備したりというようなことがちゃんとやれてないのがきっかけだった。
育児を手伝いなんて思ったことは1度もなく、さすがに心外だと頭にきたけれど、やれてないのは事実なので反論のしようがない。
そんなときネットに共感を探すけど、万能パパを見ては自分のダメさ加減に落ち込み、ダメパパを見ては「まだマシかな」と思う。気持ちの振れ幅がすごすぎてとても疲れた。
ボクと同じくうまくやれないと悩むパパが共感し得るものの1つとして、とりとめのない思いをここに書き残しておく。