はじめてのてちょけん。

群れるのはスキじゃないけど、てちょけんに参加する。

ボクは群れるのがスキじゃない。集団の中にいるのは疲れるし、なんか身の置きどころに困るあの感じも苦手だし、深く踏み込んでいけば、人間関係の難しさに打ちのめされたりもするし、まぁ、正直なところ一人でいたほうが気が楽だ。既婚者が何言ってる?と言われそうだけど、たぶん、何かの偶然がなければ、ボクは生涯独身を貫いていてもおかしくない性格だろうなという気がする。じゃあなんで?という話を掘り下げようとすると「なんだよのろけかよ」的な話になる気がするので、それは別の機会に思う存分語るとして、今回書きたいのはあくまでもてちょけんの話である。

techoken.com

そんな感じなのでボクが人の中に入っていこうとするときは、いつだって「好奇心」と「めんどくさい」がせめぎ合っている。てちょけんの存在は前から何かで見て知っていたし、興味はあった。でも、先に書いたとおり、新しい集団の中に入っていくのはめんどくさいなぁと思いながら見送っていたのだ。2016年はいろいろ停滞した。このブログだって停滞してたし(今も)ほぼ日手帳もかなり白紙ページが増えてしまっていた。なんかちょっと刺激が必要だよなぁ。何もなしに自分だけの「2017年こそはー!」みたいなのに期待しても、気がついたら「2018年こそはー!」とか言ってそうな気がしてならない。そんなときふと思い出したてちょけん。ブログをどうするかはとりあえずおいといて、とりあえず手帳ライフをなんとかしよう。

好奇心がめんどくさいを上回った瞬間。

うわ!勢いで申し込んじゃったよ!みたいな感じでてちょけん初参加へのカウントダウンははじまった。一瞬だけ「好奇心」が「めんどくさい」を上回ってしまったのだ。それにしても、前置きが長すぎる。はじめてのてちょけんの体験談がはじまるまで読み続ける人がいる気がしない。

てちょけん会場に行くと、レジュメとスタンプカード、首からぶら下げる名札を渡された。うわ。ある程度予想してたけど、異常に女子率高いな!これはさらに溶け込むのが難しそうだ。そして、テーブルに山と積まれた手帳たち。とりあえず、持参したおにぎりにかぶりつく。うわ。のりがめっちゃちらばる。人の手帳を汚したらどうすんだ。これは痛恨の選択ミス。もう辛子明太子はやめておこうか。いや、でも一個じゃ夕方までもたないだろ。

え?その手帳の山って、歴代の手帳とかじゃなく全部現在進行形ですかー!ほぼ日手帳1冊すら全然書けてないボクは、どうやら来る場所を間違えたらしい。一人ずつ自己紹介していくんだけど、みんな「メインは〜」みたいな言い方をしてて、ここでは複数手帳使いがアタリマエみたい。いつも会社で手帳を書いてると異端視されるボクだけど、ここに来ても居場所はなさそうだ、みたいなことを思わず自己紹介で言ってしまった。

手帳を楽しそうに使ってる人たちの話は楽しい。

はっきり言ってその熱量にはついていけないとはいえ、手帳を楽しそうに使ってる人たちの話を聞くのは楽しくて、それだけでもここに来た意味は十分にあった。なんの具体性もないけど、あー!なんかもうちょい手帳たのしんでやる!もっとやれることあるはず!とか思ってしまったしね。

とにかく手帳が好きなら、てちょけんは一回は参加しておいたほうがいいイベントじゃないだろうか。単純に「あぁ、手帳って、やっぱ楽しいよなー」と思わせてくれる空気があるのは間違いないから。そして、手帳を見せ合う文化ってのは新鮮すぎておもしろい。もうちょい慣れたら、いろいろ質問したり、自分の工夫を語ったりできるようになるかもしれないけど、2〜3回は参加しないとムリかな。

また「好奇心」が「めんどくさい」を上回る瞬間が訪れたら参加することにしよう。そうしよう。

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