SMAPの生放送謝罪は、社会の闇を見せつける公開処刑だった。

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著作者: anieto2k

SMAPの生放送謝罪は、どう見ても公開処刑だった。誰もあんな憔悴しきったSMAPを見たくはなかっただろうし、謝罪してほしいとも思ってないだろう。誰に対して謝ってるんだ?という感じだったし。

その前後でファンからのメッセージが紹介されてて「5人の笑顔にいつも癒され、元気づけられています」とか言ってたけど、じゃあ、あんな神妙な顔を見せられたらどうなるのかと心配になったし、あまりにもメッセージが噛み合ってなくて違和感がありすぎた。

たぶん、あんなに消沈したSMAPにファンが贈りたい言葉は、もっと別の言葉だったんじゃないだろうか。

それにしても、何の説明もないまま、木村拓哉がしきって、ひたすら謝罪したということは、いろいろ報道されてたことは、ほぼ事実ということなんだろうか。中居くんが全く前面に出なかったもんな。

あのSMAPですら、ジャニーズに歯向かえばこうなるという見せしめとしては、このうえない演出だっただろう。しかし、夢を売るのが仕事のはずのアイドルが社会の闇を見せつけるのはあまりにも残酷すぎる。もうアイドルに夢なんか抱く時代はとっくに終わってるのに、ボクの感性が古すぎるのか。

楽しい気分になれるはずないのに、なんであんなものを見ずにはいられなかったのか。自分の中のゲスな好奇心に嫌気がさす。まぁ、でもアレだけ社会現象になるぐらい騒がれたら、つい見てしまうよなぁ。SMAPのCDを買ったことないし、最近ではTVでもほとんど見てなかったのにな。

はっきりと解散するともしないとも言ってなかったけど、あんなに人間くさいところを見せられてしまったら、応援せずにいられないじゃないか。そういう意味では見た意味はあったのかもしれない。