遠距離恋愛に挫けそうな心を支えてくれたEvery Little Thingのやさしい7曲を語る。
もっちー、結婚おめでとう。
Every Little Thingの持田香織さんこと、もっちーがようやく結婚するという話を聞いて自分のことのように喜んでいる。人のことはよくわからないけれど、もっちーならきっとしあわせでたのしげな家庭を築いていくでしょ、と勝手に信じている。
ファンの男子からは「絶望した!」とかいう声も聴こえるけど、別に独身でいたからといって、もっちーがお相手してくれるわけないんだから、あきらめてしあわせを願いましょうぜい。
というわけで、ここで唐突ながら祝福とありがとうの意味をこめてボクが遠距離恋愛中に、相当お世話になったEvery Litte Thingの曲たちを紹介してみることにする。たぶん、壮大な惚気にしかならない気がするので、つきあいきれねー!っていう方はこのへんで読むのをやめておいたほうが賢明かと。
遠距離恋愛を支えてくれた曲たち。
azure moon
https://itunes.apple.com/jp/album/azure-moon/id129371811?i=129371812&uo=4&at=1001l6f9
すこし話をしよう 今日が終わるそのまえに(azure moon)
こうやって書き出すと、なんの変哲もない言葉だなぁ。ただ、ボクにとっては長らく特別な言葉だったし、物悲しいイントロのあと、この言葉を聴くと今でも思い出す風景がある。遠距離恋愛では毎日の寝る前の電話がめちゃめちゃ大事で、よくこの曲を聴きながら「いつもの時間」を待ってたんだよなぁ。
話の内容なんかどうでもよくて、くだらないことをたくさんしゃべってた気がする。なかなか電話が切れなくなったりとか懐かしすぎる。ただひとつ問題があったのは、この曲は曲調もさることながら、もっちーの歌い方もかなり眠気を誘うから、気を失って気がついたら「いつもの時間」をとっくにすぎていてヘコむってことが何度かあった気がする。
しあわせの風景
君と笑った昨日もよく晴れた今日も、なんだか嬉しくて ほら君が目覚めるまでのしばらくを どんな風に伝えようか 君に、「おはよう」(しあわせの風景)
1ヶ月に1度しか味わえない時間だったけど、ボクは先に起きて彼女が起きるのをぼんやり待つのがスキだった。そんなときの心境にぴったり寄り添ってくれたのがこの曲。ただ、現実はそんなに美しいものではなくて「おはよう」と言ってボクが話しはじめるのは、ネットで見つけた超くだらない話とかだったような気がする。
ホントは美味いコーヒーでも入れて「おはよう」って言いたかったけど、彼女はコーヒーが飲めなくてボクの夢はもろくも崩れ去ったのであった。なんかマミーとか飲んでた気がするなぁ。
また あした
https://itunes.apple.com/jp/album/mata-ashita/id75056825?i=75056652&uo=4&at=1001l6f9
「また あした」で終わる今日 ずっと一緒に、いれたらイイネ。夕暮れが映し出した 2つ並んだ影を見つめながら そんなことを、思ったんだ…(また あした)
電話ではいつも「また あした」って言ってたけど、会ったときには「また あした」とは言えない。「また 1ヶ月後」なんてこともわざわざ言わなかったけれど。それでも、人と人の関係はある日突然あっけなく終わるとボクは思っていたから、電話だけの「また あした」でもうれしかったなぁ。
今は「また あした」なんて言うこともなく、アタリマエにあしたがきていっしょにいることを信じて疑いもしない自分がいる。改めて思うと、それってめっちゃ幸せなことだなー。
UNSPEAKABLE
https://itunes.apple.com/jp/album/unspeakable/id997597936?i=997598007&uo=4&at=1001l6f9
淋しさから逃げたくって 離れるコト考えた あと一歩が踏み出せなかった 「ずっと一緒だよ」と揃いで買った指環 あの頃と変わらず輝いてた(UNSPEAKABLE)
遠距離恋愛は誰もが想像し得るように幸せなことばかりじゃない。仕事が忙しかったり、いろんな事情で電話で話せない日が続くと、それだけでも不安になったり、自分の気持ちも相手の気持ちもよくわからなくなってしまうことがある。
それに加えて、関係を引き裂こうとする人が登場したりして、彼女が電話口で泣くことが多くなった。「ボクじゃなかったなら、こんなに寂しかったり、ツラい思いをすることはないんだろう」そんなふうに考えて離れることを考えたりした。そんなとき、この曲を聞いて1人女々しく泣いてたっけ。
恋文
https://itunes.apple.com/jp/album/lian-wen/id75071816?i=75071674&uo=4&at=1001l6f9
僕が見つめる先に君の姿があってほしい 一瞬一瞬の美しさを いくつ歳をとってもまた同じだけ 笑えるよう、君と僕とまた、笑い合えるように…(恋文)
考えすぎると何が大切なのかよくわからなくなる。楽しく話せる時間が少なくなる。出会わなければよかったのか?とか超ネガティブなことを考えはじめる。いやいや、落ち着け。ちょっと疲れてるだけだ。ツラいことばっかりじゃないだろう。
そんなとき、自分の本心を思い出させてくれるのがこの曲だった。「君と僕とまた、笑い合えるように…」って聴きながら超泣いてた。あのとき泣きすぎたから、今はどんな泣けるハズの映画を見ても泣かないんだなー。うん。きっとそうだ。
Grip!
https://itunes.apple.com/jp/album/grip!/id75056097?i=75055988&uo=4&at=1001l6f9
最後に、笑うため 僕らの今をきっちり歩いていこう(Grip!)
いつもボクの中にこの言葉があって、今はいろいろあるけど「最後にはぜったい笑ってやる」と思っていた。そのためには後悔しないよう今をきっちり歩かなきゃ!と心に誓いつつ、この曲をよく聴いていた。
そういえば、今回とりあげた曲の中では唯一のアップテンポな曲だなぁ。遠距離恋愛にはやっぱバラードがよく似合うのかもしれない。
Landscape
https://itunes.apple.com/jp/album/landscape/id482964501?i=482964504&uo=4&at=1001l6f9
どんな風に今日までを乗り越えてきたのかを いろんな毎日が僕らを生かすように(Landscape)
いっしょに暮らせる日のカウントダウンがはじまると、けっこうキモチも安定してくる。悩みは尽きないとしても、人生の舵とりができている実感はずいぶん人を強くするもんだ。
いろいろあったなー、とか2人でふりかえる余裕さえ生まれてくる。そんな心境にはまったのがこの曲だった。うれしくない経験もいっぱいあったけど、ムダなことなんかひとつもないなぁとか言い出したりする。いい気なもんだよなぁ。ヘタすりゃ終わってたのに。
また違うテーマでこんな記事を書きたい。
もしかしたら、ここでとりあげたEvery Little Thingの曲がなかったなら、ボクは遠距離恋愛に挫けてたかもしれない。そして今、奥さんと結婚してなかったかもしれない。きっと、何年経ってもボクはこれらの曲を聴くたびにあのころのことを思い返すんだろうなぁ。
今この瞬間とか、この先はどんな曲たちが自分の人生を彩っていくんだろう?そんなことを考えると妙に楽しくなってくる。また何年後かに違うテーマでこんな記事を書いてるだろうか。いや、何年も経たなくても書いてそうだな。
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