【インデペンデンス・デイ】「民族などの些細な違い」による争いがない世界を夢見る。

考えすぎず、安心のハッピーエンドに浸る。

インデペンデンス・デイ [Blu-ray]

インデペンデンス・デイ [Blu-ray]

いつかは見たいと思いながら、なかなか見れずにいたインデペンデンス・デイをようやく見た。調べてみると、どうやら2013年6月からずっとHDDレコーダーの中で眠っていたらしい。もっと早く見ればよかったんだけど、奥さんは見たことがある映画だから、1人の時間を確保しないと見れなかったのだ。

いやー、これは頭からっぽにして見るには最高の映画だな!なんで全く進化の過程が違うハズのエイリアンと地球人のテクノロジーを互いに理解できるの?エイリアンが地球の衛生を利用したり、逆にエイリアンのコンピュータをハッキングしたりできるの?なんてことは考えちゃいけない。

ただひたすら巨大すぎる宇宙船と崩壊していく街並みに圧倒され、人それぞれの生き様に共感し、安心のハッピーエンドに「あー、おもしろかった!」と言えればそれでいい。それがこの映画の正しい楽しみ方だろう。

映画に人類がひとつになる夢を見る。

考えずに見ろと言い切ってから後に続けるのは、自分の中に矛盾があってどうなんだ?と思うけれど、今だからこそ考えてしまうことがあるので、ちょっとだけ書いておくことにする。インデペンデンス・デイの中で人類がエイリアンに反撃をしかけようとするときのアメリカ大統領が演説するシーンから抜粋してみる。

一時間後には、諸君は文字通り世界中のパイロットとともに、人類史上空前の規模の空中戦を戦うことになる。人類といったが、この言葉は今日以降、新しい意味を持つ。民族などの些細な違いには、構っていられなくなる。(インデペンデンス・デイ)

今、この瞬間にも「民族などの些細な違い」のために命を落としてる人たちがいる。ボクは知識不足で多くを語れないけれど、イスラム国の人質として命を奪われた人たちだって、きっと「些細な違い」の犠牲者だろう。エイリアンに侵略でもされれば人類はひとつになれるだろうか?現実はもっと複雑でそう簡単ではないと思うからこそ、映画の中ぐらいはそんな夢を見ていたい。

続編の製作が進んでるらしい。

「インデペンデンス・デイ」続編ついに始動!全米公開は2016年6月に : 映画ニュース - 映画.com

続編の製作が進んでるみたい。最近はどうも続編やらリメイクばっかりだなーとは思うものの、おもしろそうなら今度は映画館に見に行きたいな。こういうスケールの大きい映画はやっぱり映画館で見ないと味わい尽くせない気がする。それにしても、金銭的な問題らしいけど、ウィル・スミスが出ないのは残念だなぁ。