急な来客でホンモノの汚部屋住人にはなれないと気づいて、また断捨離を決意する。

住んでるアパートで急に火災報知機の点検が行われることになった。1週間の猶予があるから全然急ではないんだけど、とてもじゃないが人を呼べないような状態に陥ってる我が家には、1週間の猶予は短い。短すぎる!

 

と思ったのも束の間「明日から本気出す」と思いながらバイオハザード6に夢中になって日々を見送っているうちに、火災報知機の点検日が目前に迫ってきてしまった。もう明日きてしまうじゃないか!やばい!と思いながら、いつのまにか眠りにおちる。

 

しまった!もう今日くるやないか!

 

いつもなら、ベッドでスマホを弄りながらゴロゴロする休日の朝だけど、飛び起きて片付けをはじめる。床に散らかったモノをゴミ袋やら、引き出しやらへ放り込んでいく。あっという間にすっきりしてきて、ホコリが気になるレベルになり、猛スピードで掃除機をかける。

 

そうこうしていると玄関のチャイムが鳴った。なんとか間に合った!さっきまで焦燥感と闘いながら必死に掃除してたけど、何事もなかったかのように平然と業者を招き入れる。わずか5分ぐらいで点検が終わって、一瞬で業者は去っていった。どうでもいいけど、担当者は若い女性だった。一人暮らしのときなら、なんだかあたふたしたんだろうな。面識のない女性を部屋に入れるなんて、なんだか落ち着かないじゃないすか!

 

なんにせよ、ボクはホンモノの汚部屋住人にはなれないことがわかった。まだ散らかった部屋を他人に見せることに羞恥心あるもんな。いやいや「まだ」じゃないだろ。それはずっと失っちゃいけないものだ。そこがきっと人生の分岐点。

 

それにしても、我が家はこんなに広かったのか。こんな心地よさを知らずにしばらく暮らしていたなぁ。せっかくきっかけを掴んだんだから、ここから今度こそ断捨離をスタートしよう。そうしよう。

 

どうにも既視感が拭えないけど、こういう気付きを何度も繰り返して何度もいつのまにか忘れてるんだろうな。まぁでも、あきらめずに何度でも思い直してやっていこう。