「CDが売れてる曲は皆が知ってる曲」と言える時代はとっくに終わってた。

最近、新しい曲を聴いてないなぁ。

 
仕事に向かう車を運転しながら、ふと思った。車内で流れてる曲は5年以上前の曲がほとんどだ。こうやって「最近の曲はわからん」とか言いながら人は老いていくんだろうか?いやいや、ちょっと待て。そんな簡単に老いを受け入れてどうする。もうちょっと抗ってやろう。
 
ということで、家に帰ったらさっそく、2013年のヒット曲を調べてみることにした。まぁ、安易にオリコンの年間シングルチャートを開いてみる……なんだこりゃ。予想はしてたけど、知らん曲ばっかりというか、AKBとジャニーズ関連しかチャートインしてないじゃないか。
01位 さよならクロールAKB48
02位 恋するフォーチュンクッキーAKB48
03位 ハート・エレキ / AKB48
04位 So Long! / AKB48
05位 EXILE PRIDE 〜 こんな世界を愛するため 〜 / EXILE
06位 Calling / Breathless / 嵐
07位 チョコの奴隷SKE48
08位 美しい稲妻 / SKE48
09位 僕らのユリイカNMB48
10位 Endless Game / 嵐

恋するフォーチュンクッキーぐらいしか知らない。これだけは耳に残ってついCDレンタルしちゃったもんな。おにぎりダンスはちょっと楽しそうだし。

17位 ピースとハイライトサザンオールスターズ

サザンは根強いなぁ。5年ぶりのシングルということもあるし、年齢層が幅広くてまだまだCDを購入する世代の人も多いのかもしれない。

43位 誕生日には真白な百合を / Get the groove / 福山雅治

平均視聴率15%ぐらいのドラマ「とんび」の主題歌で、福山雅治が歌っていてもこれぐらいしか売れてないんだなぁ。昔だったら考えられないことだ。

79位 GOUNN / ももいろクローバーZ

今話題のももクロですら、CDではこの程度しか売れてない。さも知ってるかのように書いてるけど、ボクはもちろんこの曲を知らない。

 

ありゃ。きゃりーぱみゅぱみゅとか、いきものがかりとか、西野カナとか、ボクが最近ハマってるmiwaも100位以内にすら入ってないじゃないか!このあたりを聴いてるのは皆ダウンロード世代ということなのかなぁ。

 

 
 
 
ということで、ダウンロードランキングを調べてみた。iTunesのダウンロードランキングだと、きゃりーぱみゅぱみゅは1位に「にんじゃりばんばん」13位に「インベーダーインベーダー」と大人気だし、miwaの「ヒカリへ」は15位だし、西野カナもチャートインしてる。
 
こうなったら、ついでにレンタルランキングも見るしかないな!
1位 恋するフォーチュンクッキー AKB48
2位 Endless Game 嵐
3位 RPG SEKAI NO OWARI
4位 Calling/Breathless 嵐
5位 にんじゃりばんばん きゃりーぱみゅぱみゅ
6位 Believe 西野カナ
7位 Joy!! SMAP
8位 スターラブレイション ケラケラ
9位 SUMMER NUDE '13 山下智久
10位 桜color GReeeeN     (TSUTAYA調べ)
ここにはSEKAI NO OWARIとかケラケラといったセルでは上位になかった顔ぶれが見えて面白い。こうしてみてみると、どのチャートでも上位に入っている「恋するフォーチュンクッキー」だけは世代を超えて、アイドルファンだけに留まらないヒットにつながったんだなということが解る。
 
それにしても、ヒット曲がわかりにくい時代になったもんだ。はっきりいってCDシングルの売上チャートを見て最近の曲を把握できる時代はとっくに終わってしまったらしい。まぁ、着うたとかで育ってきた人たちが高音質を求めてわざわざCDを買うなんてのはレアケースだろうしなぁ。
  

振り返ってみてはじめて気がついたけど、2013年はB'zもMr.ChildrenL'Arc〜en〜Cielもシングルを出さなかった1年だったのか。こんなことは、ここ数年では珍しいことかもしれない。こりゃボクにとってはホントに音楽的に寂しい1年だったなぁ。

 

まぁ、思いつきでつらつらと書いたけど、最近のヒット曲がわかりにくくなったのは自分の老いのせいも多少はあると思う(苦笑)しかし、昔よりマーケットが多様化して、何をもってヒットと言えるのかがあやふやになってしまっていることが大きな要因だろう。

 

もう数年もすれば、CDの売上チャートに注目してモノを言う人なんて、誰もいなくなるんじゃないだろうか。