心の声が聴こえたらきっと不幸だ。

ふと思い立って、とにかく頭の中に浮かんだことをひたすら書きなぐってみた。スマホに書き込むんじゃなく、ペンをとり汚い字を書き連ねる。あー、なんかすぐに手が痛くなってきた、とかも書いてしまう。あっという間に紙が字で埋め尽くされる。ううむ。後から読み返すことや人に読んでもらうことを意識しないでひたすら書くってのは、なんだかすっきりするな。知ってたはずだけど忘れてたよ。

書いたものをどう活かすか?というのは大事なんだけど、そもそも頭の中に渦巻いてるのは、何かに活かせる有益なことばかりじゃない。いや、言い方間違えた。ほとんどがくだらない思考で、たまに有益なことが見つかればいいほうだろう、ボクの場合は。よく超能力で人の心が読める能力とかあるけど、ひっきりなしに人の頭の中に渦巻いてる心の声が聞こえてきたら、うるさくて気が狂いそうになるんじゃないか?

ずーっとうつむいてスマホを見てるあの人も、あの人もこの人もなにかしら心の声を発してるはず。それが全部聞こえたとしたら、ちょっとは静かにしてくれよ!なんて叫ぶわけにもいかなくてかなりつらそうだ。ところで、心の声のボリュームとかあるんだろうか?目の前にいる彼女の心の声をを聴きたいのに、後ろでパズドラやってるおじさんのやけにハイテンションな心の声がでかすぎて何も聞こえねえ!とかあるのかな?いや、パズドラじゃなくても、ポケモンでもなんでもいいんだけどさ。

最近、いつも遭遇してた駅の階段下で一心不乱にポケモンやらなんやらスマホゲームに夢中すぎなおじさんを見かけなくなった。定年退職?毎日家にいてスマホゲームばっかやってたら、うざがられて公園にポケモン捕まえに行ったりしてるのかもしれない。いや、近所の公園なんかじゃほしいポケモンが手に入らず旅に出てしまって、駅の階段下では見かけなくなったのか!そうだ。そうに違いない。

はて、なんの話だっけか?まぁ、こんなふうに頭に浮かんだことをひたすら書きなぐるってのは、やたら楽しいってことを思い出したっていうオチのない話でした。