存在感なくても幸せにはなれるらしい。

ボクは存在感が薄い。これは自分で思ってるだけじゃなく、学生の頃とかよく「あれ?いたの?」とか言われてたから間違いないだろう。

そもそも存在してるんだから「無い」とか「薄い」とか言われても困るだろう(存在感 / KREVA)

KREVAの新曲「存在感」を聞いてそうそうそうなんだよなぁと思った。「存在感薄いよね」とか面と向かって何度か言われたことがあるんだけど、そういうときどうリアクションしたらいいのかわからず困ったものだった。「すいません」と謝ればいい?でも、ボクが存在感薄いことが何か迷惑かけてるわけじゃないだろう。なんで謝らなきゃいけないんだ。それにしても、何を意図してそんなことをわざわざ言ってくるんだろうと考え込んだりしてたっけ。

ただ、社会人になってから数年がすぎた頃、ボクはこの「存在感の薄さ」を上司から激しく責められ続けたことがあった。人より抜きん出るためには、とにかく存在感を発揮しなければならないというわけだ。胸を張れ、今より3倍大きな声を出せ、歩くな走れ、人が寝てる間に成果を出せという感じだったなぁ。しかし、そもそもボクは人より抜きん出たいなんて思ってないから、どう追い立てられようと変われなかった。

もう自分は社会不適合者なんだなと死にたくなったりもしたけど、いまだに生きているし、結婚もして子供をもうけたりもしてる。存在感なくても薄くても幸せにはなれるらしい。でも、存在感あるほうが生きやすいのかな、たぶん。そんな気はする。ただ、KREVAの言うように存在感「は」ある。でも・・・と悩んでる人もいるんだろう。自分で自分に納得できるかどうかかな、やっぱり。

存在感(初回限定盤 CD + DVD)

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