産み方によって「良い親」になれるかどうかなんて決まるはずがない。

今日の「コウノドリ」はトーラック(帝王切開後の自然分娩)を希望する妊婦さんの話だった。どうも子育てがうまくいってない描写があって、これは帝王切開でお腹を痛めずに産んで愛情が足りないからだ!と思い込み、頑なに自然分娩にこだわるのだ。

いやいや、産み方によって愛情溢れる良い母親になれるかどうかなんて決まらないでしょ。自然分娩で産んだって、ひどい母親はたくさんいるだろうし、いろんな事情があって帝王切開で産まざるを得ない人たちとって失礼すぎる話だ。

だいたい生まれた時点で親子関係の善し悪しが決定されちゃって挽回の余地がないと諦めてしまうなんて悲しすぎるしね。あと、うちの奥さんだって帝王切開になる可能性もあるし、ボクとしてはそんなわけのわからない迷信は完全否定しておきたい。

嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本 (講談社+α新書)

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なぜそんな考え方になってしまうのか、よくよく話を聞いてみると、どうやらよろしくないサイトを見ているようなのです。そこには、帝王切開の経験者が「自分の子育てがうまくいっていないのは、帝王切開をしたからだ」と書きこんでいるわけです。(嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本)

いつも読んでる本にもこんな記述があった。ネットで検索したら、そんな書き込みがいくつも見つかるのかなぁ。まぁ、わざわざ検索しようとは思わないけど。

ただ、そんなわけわからん迷信にすがりたくなるくらい子育てってのは難しいもので、いろんな壁にぶつかる悩み多きものなんだろう。だから、しつこいようだけれど、奥さんを孤独にしちゃいけないんだよなー。子育ていっしょにがんばらなくては!

それにしても、妻が出産間近なのに「同僚と屋形船」とかここまで無知で無関心な夫って一定数存在するんだろうか?存在するからドラマで描かれてるんだよなぁ。ありえない。そんな人が急にそれなりに妻のことを気遣ういいダンナに変わっていくというのもいかにもドラマ的でありえない気もするけど、まぁ、それはいいか。

コウノドリ(1) (モーニングコミックス)

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