そうか、ボクはタフに見えているのか。

唐突に「タフですね」と言われてうろたえた。え?しょっちゅうヘコんで悩んで動けなくなってるボクがタフだって?

「え?どういうこと?」と思わず問い返す。「僕はメンタルつよくないんで、部長にあんな感じで言われたら、すぐ話せなくなりそうです」あんな感じ?はて?今日はそんなに激しくやられたことあったかなぁ…。

実は似たようなことを他の人にも言われたことがある。「よくやってるね」とかなんとか。思い返してみれば、前はいちいち上司のひとことひとことに傷ついたり落ち込んだりしてたような気もする。どうやら上司は慣れ親しんでくればくるほど、人を見下す傾向がある性分らしく、真に受けていたら身が持たないと学んだ。常に腹が立つか落ち込むかで話の内容が入ってこないようでは仕事にならないし、負のループにはまりこんでしまう。

もともとは情けないくらい脆い人間なので、ちょっとしたことで傷つくし落ち込むし、忘れられなくて頭の中をぐるぐる回って夜眠れなくなったりすることだってある(最近はぐっすり寝てる)。そんな貧弱メンタルではてなでブログ書くなよと言われそうだけど、だって!はてなブログ好きなんですもの!

そんなわけで、ボクはどうにかして「この人はこういう人だ」と割り切って痛みをスルーする力を身につけた。しかし、人がそう簡単に変われるはずはない。やっぱりめっちゃヘコんじゃうこともある。「あー!!もう明日会社行きたくねー!」とか叫びながら愛車を運転して帰る夜もある。

でも、家に帰っておいしいごはんが出てきて、ちょっとだけ愚痴らせてもらったら単純なボクはあっさりと元気になる。

なんだよ、のろけかよ!

つっこまれそうだから、自分で言っとく。くどいようだけど、人はそう簡単には変われない。ボクがタフになったんじゃなく、人にはタフに見えるぐらい支えてもらってるんだ。もう感謝しかない。