またしてもGTDに挫折しかけてるので、ストレスフリーの整理術で原則をおさらいしてみた。

またしても、GTDに挫折しそう。

長らくGTDが機能していない。ちょうど1年前にこんな記事を書いてるけど、呆れるほど進歩してないなー。1年ぐらいの周期で「このままじゃダメだ」と思い直すらしい。いいかげん、あきらめたらどう?と、もう1人の自分がささやく。

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ココでつい「なんとかしなくちゃ!」と、再起動のための作業をはじめるのがいつものパターン。ちょっと深呼吸する。なんでボクは何回も破綻してるのにGTDにしがみついているんだろう?これをうまく回せたなら、ストレスフリーな暮らしが手に入ると信じているからだろう。GTDを機能させることに焦るのは、目的がズレまくってるじゃないか。

GTDを知った頃を振り返ってみる。

朝出社すると、机の上にパソコンが置いてある。ボクのじゃない。メモが貼り付けてあって「急に起動しなくなったので、お願いします」と汚い字で書きなぐってある。またか・・・と思いながら、自分のパソコンの電源を入れる。「おい、アレ、どうなってる?」と上司から声をかけられた。はて、なんのことだっけ?手帳をめくってみると、明日会議だったのを思い出した!説明資料、まだできてないし!「なんとか午前中には・・・」と言いかけたとき、電話が鳴った。「パソコン、机の上に置いといたけど、10時ぐらいまでにはなんとかしてもらえる?」いや、まだ状態見れてないし、そんな約束でけへんって!資料も作らなアカンし!「まぁ、なんとか・・・とりあえず見てみます」

思い返してみると、GTDを知ったころは、ITシステム維持管理系の職務に携わってたこともあって、毎日こんな感じだった。トラブルやら、システムの相談やらでやたらと仕事は中断させられるし、電話が鳴るたびに仕事が増える。「やるべきこと」は一応書き出していたけれど、正直追いつかなくなっていた。目の前のことをこなすだけで1日が終わっていく。定時がすぎて人がいなくなってから、自分が今日やろうとしてたことにとりかかるというのがアタリマエになっていた。

ストレスに潰されそうになりながらネットで見つけた「GTD」という手法。ちゃんと学んでみようとすぐに本をAmazonで注文した。

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術

ストレスの大半が、自分もしくはほかの人から課された「やるべきこと」がうまく片付いていないことから生じているという事実だ。こうした「やりかけの仕事」をもっとうまく管理できれば、誰もがゆとりをもち、集中力を高めて物事をこなしていくことができる。(はじめてのGTD ストレスフリーの整理術)

ボクにはゆとりと集中力がなさすぎる。作業していても、しょっちゅう電話が鳴って中断されるという環境ではあるものの、そうじゃなかったとしても、他のナニカが急に気になってしまうことも多かった。だからストレスフリーな状態が手に入ると信じて、GTDの手法を素直に試してみた。

いきなりすべてが好転するなんてことはなかったけれど、今、自分がどれだけのタスクを抱えているかがはっきりと認識できて、うんざりするような数があるとしても、やるべきことはすべて(多少モレはあるかも?)ココにある、と思うと、漠然とした不安に駆られることは少なくなった。それから、ボクは記憶に頼らず、すべてを書き出すようになった。

そんな記憶が何回挫折しても、ボクにGTDを仕切りなおさせているんだろう。

ダラダラするのが1番やりたいことじゃない。

今のボクは職務内容が変わって、昔ほど多忙を極めてないし、「やるべきこと」に追い立てられてはいない。「やりたいこと」に時間を割くこともできるようになった。なのに、なぜかダラダラすごしてしまったり、いろいろ先延ばししてしまったりして過ごしてる。それでも、大きな支障がないくらいゆとりがあるのは幸せなことなんだけど、なんかモヤモヤしてしまう、納得できない自分がいる。ダラダラすごすのが1番やりたいことじゃないんだから、アタリマエだよなー。

そんなことを思いながら、タスクリストを眺める。そこには仕事上での「やるべきこと」が書かれているけれど、すべてが網羅されているかどうか自信がない。いや、たぶん、書かれていないこともあるだろう。家の中をちょっと見渡せば、「使わなくなったパソコンを処分したい」と思いながら、全然動けてないことや、溜まってるレシートが目に入って「家計簿をつける」ことができてないのを思い出す。家の中にはこういう些細なストレスの種が幾つも転がっているはずだ。

もう1回、素直にGTDの原則に従って仕切りなおしてみるか。そのうえでストレスフリーな状態が手に入るのかどうか試してみて、GTDにこだわるのか、別のやり方で「やるべきこと」や「やりたいこと」と向き合うのか考えることにしよう。

もう1度、GTDの原則をおさらいしてみる。

これだけ書いてると、もう手を動かしたくなってうずうずしてくるけど、そのまえにGTDの原則を振り返る。哀しいかな、いきなり作業に没頭すると、また目的を見失ってしまいそうになるしね。

1)頭の中の「気になること」をすべて書き出す。

とりあえず、ノートとペンを用意して頭に浮かんだ「気になること」をどんどん書き出す。すべてを頭の外に追い出す。

2)どうなればいいか?考え、次の一手を決める。

これを最近は全然やってなかった。ただ、淡々と「やるべきこと」だけが書いてあるリストはあるけれど、そのまえに「どうなればいいか?」をまず考えられてなかったら、やらなくていいことをリストアップしてる可能性もあるし、次の一手を決めてないと、すぐに動けるリストになってないかもしれない。

3)信頼できるシステムで管理する。

GTDが機能してないのはシステムのせいじゃないから、今までどおりTodoistを使い続けるつもり。1回有料版も試してみようかなぁ。

ja.todoist.com

さて、前準備はこれぐらいで十分だろう。「気になること」を書き出すことからはじめるとするか!