ゾンビ愛あふれまくる「逃げゾンビ」を衝動買いして遊んでみた。
何がきっかけだったのかはもう忘れたけど、「逃げゾンビ」なんていうタイトルを見た瞬間、衝動的に購入してしまったゲームが届いた。どんだけゾンビ好きやねん、まったく。
開封すると、おびただしい数のゾンビフィギュアが出てきた。こうして写真に撮るとなかなかの迫力だな。そして、けっこう丁寧に作りこまれていてゾンビ愛を感じる。うっひゃー!オラ、わくわくしたきたぜ。
ということで、せっせと準備してさっそくはじめてみる。このゲームは1人でもできてしまうのがいいところ。人が集まれば4人までプレイすることが可能だ。奥さんを誘う前に、まずはボクがルールをしっかり把握しなくちゃ!
プレイヤーキャラクターとしてボクが選んだのは田舎娘のクリステン。なんとなく田舎娘ってB級ホラー映画にありがちじゃないすか。キャラクターボードを見ると、意味不明な紹介文みたいなのが書かれてて、なかなか良い雰囲気。
逃げゾンビプレイレポート。
第1ラウンド
とりあえず、ルールブックを片手にわけがわからないままダイスをふってみる。イベントダイスの出目は「全く静か」コレが出ると、このラウンドはゾンビが増殖しないらしい。なかなか幸先いいじゃないか!
バットで2体のゾンビを殴り倒して、第1ゾーンのゾンビを一掃。拳銃で第2ゾーンにいるゾンビをもう一体撃ちぬく。なんだ楽勝っぽいぞ!こんなキモい仲間も増えたし。ひゃっはー!
このラウンドは全くゾンビから攻撃を受けることなく、また「全く静か」の効果でゾンビが増えることもなくゾンビたちはわらわらとゾーンを移動するだけで終了。
第2ラウンド
イベントダイスの出目は「看護」で第2ゾーンにいるゾンビを2体、第3ゾーンに後退させた。またもやバットと拳銃を駆使して4体のゾンビを駆逐。さらにキモい仲間が増えた。これはもうどうみても一歩手前の顔だ。
またもやゾンビたちは移動するのみで、このラウンドも攻撃を受けることなく終了。ただし、第3ゾーンには4体のゾンビが現れた。
第3ラウンド
イベントダイスは「護符」だった。これは任意のダイスを他の出目に置き換える効果がある。このラウンドもゾンビからの攻撃を受けることなく無事終了。しかし、ゾンビが増殖してちょっとヤバくなってきてる気がする。
第4ラウンド
ついにゾンビからの攻撃を食らって2ポイントのダメージ。あと3ポイントのダメージを受けたら田舎娘クリステンは死んでしまう。第1ゾーンにはもう8体のゾンビが迫ってきている。楽勝のはずが一瞬にしてピンチに陥ってしまったぜい。
第5ラウンド
イベントダイスの出目は不幸にも「ゾンビの目覚め」だった。第2ゾーンにゾンビが2体。第3ゾーンに1体のゾンビがわいてくる。「走る」で1体ぐらいゾンビを遠ざけても空しいだけ。7体のゾンビに一斉に襲いかかられて田舎娘クリステンは無残にやられてしまった・・・。
コレはかなりの運ゲーっぽい。
ダイスの出目、カードで何をひくかにゲームの展開が相当左右されるので、これはかなり運ゲーだなぁという気がした。ただ、ダイスは2回まで振り直しできたり、保持しておいて自分で使いどころを決められるアイテムカードなんてのも存在してるから、もう少しルールを熟知したら戦略が生まれてくるのかもしれない。
奥さんと1回いっしょにやってみてわかったことは、このゲームは協力するシーンもなければ、足を引っ張り合うシーンもなく、ひたすら淡々とゾンビを倒し、逃げるゲームなので2人でやっても、ソロプレイをそれぞれでやってるような淡々としたプレイになりがちのような気がした。
それにしてもこだわりあふれるゾンビフィギュアの造形、全体に漂うB級ゾンビ映画の味わい、作りこまれたカード・ルールの数々は、ゾンビ好きをうならせる仕上がりで、こんなゲームがしっかりと完全日本語化されて遊べることがうれしい。
アナログゲームは準備も片づけもめんどくさくて、コンピュータゲームのようにさくっとはじめてさくっとやめられない。「さぁやるぞ!」と気合を入れなきゃいけない。でもなー。音を立ててダイスをふる快感。カードの手触り。アナログゲームでしか味わえない臨場感がそこにはある。たまにはのんびり腰をすえて遊んでみてはどうでしょーか!
そうそう。奥さんとのゲームの結果はボクの惨敗だった。ルールを教えながら負けるとなんか悔しい。奥さんには勝った自覚すらなくて「え?勝ったの?」とか言われてめっちゃ悔しい。リベンジせねば!
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