それでも何かを言いたいボクは、批判することをやめられないだろう。
批判について考えてみた。
著作者: PinkStock Photos!
最近、もうおなかいっぱいっていうぐらいの批判(と誹謗中傷)を目にした。見るだけじゃなく、ボクもちょっと批判に加わった。どうしても、ボクにとってはてなブックマークは言いたいことがあるときに発動するツールなので、たまに批判めいたことを言ってしまうことがある。
ボク自身、ブログをはじめとしてインターネット上で何かを語るからには、誰もが頷くことを言えるわけじゃないし、批判は真摯に受け止めなきゃいけないなぁと思っているので、言葉は慎重に選ぶけど、批判することは躊躇っていない。
ただ、これは仕方のないことではあるんだけど、はてなブックマークの性質上、自分が書いた言葉が誹謗中傷に加担して、自分が想像する以上に人を傷つけてしまうこともあるかもしれないなぁ、とちょっとばかり考えこんでしまった。
批判しても問題は解決しない。
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批判したところで問題は一つも解決されないばかりか、世の中に怒りと不信をまきちらす。(中略)批判はなにも話題がないときのかっこうのネタなのだ。(中略)ちょっぴり後ろめたい気恥ずかしさに気づくだろう。そのわけは、自分が「批判したがり屋」だと世間に向かって公言しているようなものだから。これはふつうは自慢できることではない。(小さいことにくよくよするな!)
ううむ。たしかに批判したところで問題は何も解決しないし、みんなで不機嫌になったり、不愉快になったりするだけなんだよなぁ。そうなってくると、どんどん最初は批判だったものが、リアルでやったら殴り合いになりそうな誹謗中傷の応酬に変わっていってしまったりする。
人によって何が「まっとうな批判」で何が「ひどい誹謗中傷」なのかっていうのも感じ方は異なるし、同じ言葉でもAさんが使うのと、Bさんが使うのとでは印象が違ったりもする。ほんのひとことがあるかないかで、全然伝わるものが違ったりもする。そう考えると批判ってのは、ホントにむずかしいもんだなぁ。今さら何言うてるねんって感じだけど。
それでも何かを言いたくて、こうして文章を書いているボクは、たまに批判することをやめられないんだろうなぁ。何かを主張すれば、間接的に意見の異なる誰かを批判することになってしまうのかもしれないし。
できれば、人を傷つける刃より、人を癒やす力を磨いていきたい。たまに批判するけど、その数倍、誰かをほっこりさせることができたらいいなぁ。(なぜか、ほっこりがマイブームなのだ)