アルファ米を海外で食べて300円以上の価値を感じた。

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スーツケースのバンドを買いに行ったとき、たまたま見つけて買っておいた「尾西の五目ごはん」を食べた。お湯を注ぐだけで五目ごはんが食べられるというスグレモノだ。
 
1.開封する。
2.お湯を注ぐ。
3.軽くかきまぜて15分待つ。
 
15分経ったらホントに五目ごはんができあがった。味のほうはどうなんだ?どう考えても美味しそうな気がしない。一口食べてみる。なんだこれ。予想外に美味いじゃないか。モルディブ料理に疲れた胃にやさしい醤油ベースの和の味付けがうれしい。やっぱりボクは日本人なんだなぁ。
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品名を見ると「アルファ米」と書かれている。アルファ米ってなんだ?
アルファ化米(アルファかまい)とは、炊飯または蒸煮(じょうしゃ)などの加水加熱によって米の澱粉をアルファ化(糊化)させたのち、乾燥処理によってその糊化の状態を固定させた乾燥米飯のことである。加水加熱により糊化した米澱粉は、放熱とともに徐々に再ベータ化(老化)し食味が劣化するが、アルファ化米はこの老化が起こる前に何らかの方法で乾燥処理を施した米飯である。(アルファ化米・Wikipedia)
なるほど。まぁ、むずかしいことはよくわからないけど、乾燥処理を施した米飯ってことはインスタント麺の米バージョンってことだよな。麺より調理に時間がかかるけど、お湯だけでごはんができるってのはホントに便利。さらに時間がかかるのをいとわなければ、水でもできるみたい。
第二次世界大戦当時の日本軍より、1944年に「火力を利用せず、炊飯を行わずに食べられるご飯」を大阪大学産業科学研究所の二国二郎と尾西食品に依頼し、アルファ化米が開発された。(アルファ化米・Wikipedia)
皮肉なことだけど、戦争って本当にいろんな技術を進歩させるものなんだなぁ。軍事目的であれば、惜しみなく予算も投下されるんだろうし、「勝つ」というわかりやすい目的のために人はがんばれるんだろう。で、今は被災地の人々のために役に立っていたり、ボクの和食への渇望を満たしてくれたりしてるわけか。でも、それでも戦争は肯定したくないなぁ。きっと失われるもののほうが多いはずだ。まぁ、今は反戦論を語りたいわけじゃないから、これぐらいにしておく。
 
とにかく、普段なら300円出すなら吉野家の牛丼食べたほうがいいんじゃね?と思ってしまうけど、海外旅行中に食べるなら、この尾西の五目ごはんには、間違いなく300円以上の価値を感じられると思う。インスタントの味噌汁も持参しておくと、なおよし!
尾西食品 五目ごはん(アルファ米)

尾西食品 五目ごはん(アルファ米)