妊娠、出産に真剣に向き合う気がないなら、子どもがほしいとか軽はずみに言っちゃいけない。

妊娠、出産に対して男は非力なんだろうなぁとボクはときどき想像したりする。直接的に関われることって思いつかないもんなぁ。だからきっと、奥さんが妊娠したりすると「とにかく仕事がんばらなきゃ!」と気負ったりするんだろうな、なんてことを漠然と想像したりしている。

 

先立つモノはもちろん必要だから、仕事をがんばろうとするのは大切なこと。でも、それだけじゃダメなんじゃないか?これを読みながら、そんなことを思った。

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(コウノドリ 3巻 TRACK 9 海外出産より)

妊娠、出産があまりにも多くの人が自然に体験することだから、女性が死亡を含むリスクを背負ってるなんてことを考えたことなかったなぁ。このコウノドリで何度も語られてる「妊娠・出産は病気ではない。しかし女性は母親になるために死亡を含むリスクを背負うのだ」という現実はボクの心に衝撃的に響いた。

 

どこの病院でも受け入れてもらえず、たらい回しされた妊婦が亡くなったとかニュースで何度も見てるはずなのに、他人事だと捉えて流してしまってるんだなぁということを痛感してしまう。

 

何もできなくてオロオロするかもしれない。情緒不安定な奥さんにつきあいきれないと思う日もあるかもしれない。がんばろうと思っていても、仕事でツラい日もあるだろう。でも、命を落とすかもしれないという不安に勝るモノはないんじゃないか。

 

まぁ、でもきっとこれも人によるんだろうな。常にそばにいて、気を遣われるのはイヤだという人もいるだろうし、常に気にかけていてほしいという人もいるだろうし、これはきっとマンガを読んで勝手に想像して、自分でこうしよう!と決めるようなことではないんだろう。

 

要は男も妊娠、出産にはちゃんと向き合わなきゃいけない。それだけを心に刻んでおけばそれでいいんだろうな。

コウノドリ(3) (モーニング KC)

コウノドリ(3) (モーニング KC)