はじめて華原朋美のライブに行ってみた!

 90年代に空前の小室哲哉ブームが訪れて、その中に華原朋美こと朋ちゃんがいた。徹底したイメージ戦略、小室哲哉が拘り抜いた楽曲の数々でミリオンヒットを連発。元々、小室哲哉のファンだったボクは当然ながら、朋ちゃんのファンにもなっていた。

 

その後、いろいろあって、朋ちゃんは表舞台から姿を消したから、もうライブで歌声を聴くような機会はないだろうなと思っていたら、なんと!今回のツアーで奈良に来るというではありませんか!そりゃあ、行くしかないでしょ、とチケットを即ゲットして、ライブ当日を迎えた。

 

想像した以上にライブの客層は年配の方が多く、50〜60代の人も全然珍しくない状態だった。だいたい自分と同世代ぐらいが中心かと思ってたんだけどなぁ。朋ちゃんが活躍した時期が1995年とすると、あれから約20年。そう考えると不思議ではないか。

 

そして、朋ちゃんの歌声は想像以上に素晴らしかった。声量もあるし、声の伸びもキレイで安定してた。こりゃCDより数倍いい。なんというか、涙腺にくる歌声。朋ちゃんより歌の上手い人はいくらでもいるんだけど、やっぱり声質がよすぎる。

 

ちょくちょく朋ちゃんが人生観を語ってくれたけれど、天国も地獄も見てきたような人だから、話す言葉にリアリティがあるし、説得力がある。人生山あり谷あり、でもがんばっていきましょう的な使い古された言葉を言われても、朋ちゃんが発すると、素直に聞けてしまう気がした。妙に重すぎない、あのあっけらかんとしたキャラクター性によるところも大きいんだろうな。

 

あと、奈良県民としては「奈良っていいですね。また、呼ばれたらいつでもきます!」と言ってくれたのは素直にうれしい。それが単なるリップサービスだとしても。

ちょっと久しぶりに小室哲哉プロデュース曲やカバー曲、いろいろ昔の曲を聞いたけれど、やっぱりいいな。こういうこと言うと、思い出補正にしがみついてるようで、やたら年老いた感覚にちょっと哀しくもなるけど、まぁ、今日だけはいいや。

 

それにしても、GLAYのHOWEVERはやっぱり名曲。今聞き直すとまた感じるモノが全然違う。今度じっくり原曲を聞いてみよう。

MEMORIES-Kahara Covers-

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