嫁ハンが妊娠したら、まず「嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本」を気軽に読んでみましょ。

嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本 (講談社+α新書)

嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本 (講談社+α新書)

うちの奥さんの妊娠が発覚したとき、真っ先に手に取ったのがこの「嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本」だった。

はっきりいって、今は賢くネットを使えば大抵の情報は手に入る。妊娠出産に関する情報なんか溢れ返ってる。ただ、いろいろ調べてみるとやけに不安になったり、言ってることがまちまちで、どれを信じればいいのか分からなくなることが多かったのだ。

それを解消したくて、ボクは前から気になってたこれを最初に読む本に選んだ。「コウノドリ」のモデルと言われてる産科医の先生が書いたものなら、信用できるだろう、という単純思考。結果としてこの本に救われた瞬間はいくつもあったので、そのあたりを語ってみる。

迷えるダンナの心をほぐしてくれる。

出産育児本の多くは女性の視点で書かれていて、まれに男性の視点があったとしても、それは「イクメンになるための教科書」という(笑)。迷えるダンナにとっては、プレッシャーとストレスしか得られません。(嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本)

ボクも後から出産育児本を購入したけれど、最初に買わなくてよかったなぁと思った記憶がある。あれもこれもやらなきゃ!というプレッシャーがスゴすぎるのだ。この本も極めてマジメにダンナとしてどうしたらいいかが書かれてはいるけど、全般的に「まぁええやん」という空気が漂っていてホントに気楽に読み進められるのだ。

食べられるモノを食べればいい。

そんなジャンクなものを食べてはいけない! と制限するのはちょっと違うかな。妊婦さんが食べられるもの、ラクなものを、おなかの赤ちゃんと相談して食べてください。(嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本)

これを読んでなかったら、奥さんがつわりになってほとんど何も食べれなくなって、アイスとかポテチとかばっかり食ってたら、やたら心配になって「もっと栄養あるもの食べなきゃ!」とか言ってしまってたかもしれない。つわりはいつか終わるのだ。とりあえず衰弱しないように食べられるものを食べていれば大丈夫みたい。

嫁ハンを孤独にしちゃいけない。

嫁ハンを孤独にしてはイカンと思うのですよ。ダンナにも何かしらできることはあると思います。足繁く病院に通う嫁ハンのためにできることが。ゴミ出しでも買い出しでも毎日の会話でも、なんでもいいのです。(嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本)

これはめちゃめちゃ大事。なかなか男には実感がわかないんだけど、妊娠したら奥さんは24時間がんばってるのだ。だから孤独にしちゃいけない。意気込みはあっても、減らない残業に心折れそうになることもある。でも、奥さんは心折れたからって妊婦をやめるわけにも休むわけにもいかないのだ。全然足りなかったとしても、とにかくやれることをやっていこう。

実はもっと極めて重くシリアスなことも書かれているんだけど、そこにフォーカスしすぎるとボクの場合は不安が大きくなりすぎてしまうので、それよりもまずは心にひっかかったところを拾い上げながらやっていきたいなぁと思っている。出産まであと少し。まだまだボクはこの本を何回も開くことになるだろう。