cotolaの読書会で自分には合わなかった本と愛してやまない本を1冊ずつ、漂流させてみた。

漂流本ってなんだ?

今回のcotolaは久々の読書会。といっても、cotolaの読書会は本を読んで本の内容を語る会じゃなく、どのように本と出会うか?どのように本を活かすか?といった読書術寄りの内容だ。今回のテーマは「漂流本」ということで、みんなで本を持ち寄って、それらを人に託すという取り組みらしい。

さて、本を託すということはもう戻ってこないということだから、当たり前だけど、手放してもいい本を選ぶ必要がある。Kindleの中にはけっこう読めてない積ん読本があるけど、紙の本はこのまえけっこう処分しちゃったからなぁ。そして、自分がいらない本を人に託すだけじゃ、単なる不要品処分になってしまってなんだか申し訳ない。自分がこよなく愛してる本も1冊は持っていくことにしよう。

ということでボクが漂流本として選んだのはこの2冊。

スッキリしない人生を整理する! 4つの箱の法則

スッキリしない人生を整理する!  4つの箱の法則

スッキリしない人生を整理する! 4つの箱の法則

まぁ、とにかくスッキリしたくて本屋で衝動買いしたんだよなぁ。しかし、パラパラと読んだだけで放置してしまってた。残念ながら自分にはピンとこなかったんだけど、誰かの人生をスッキリさせる役に立てばいいなと願いつつ漂流させてみる。

7回死んだ男

七回死んだ男 (講談社文庫)

七回死んだ男 (講談社文庫)

こっちはボクがかなりスキで、読了した小説はほとんど手放してるボクが手元に残してる数少ない作品の中の一冊。相性はあるかもしれないけど、ハマる人はかなりハマるはず。そういえば、このまえ書いたこちらの記事で自分を表現する10冊にも取り上げてたっけ。

www.izuremo.com

人をよく知ってるほうが漂流本はおもしろそう。

ただ単にいつも自分が手にとらないような本と出会えるってことだけだったら、「本屋でいつも自分が行かないコーナーに行く」とか「知らない作家の本を買ってみる」とかいろいろ縛りプレイを駆使すればソロプレイで解決できる。たぶん、漂流本のおもしろさはわざわざみんなで持ち寄ることにあるんだろうな。

だから、参加メンバーのことをよく知っている、というか知ったつもりになってるほうがきっともっと面白い。え?あの人がこんな本を?!的な。ボクはそういうネタを仕込みたかったんだけど、そこまでの関係性があるメンバーじゃないし、初対面の人もいるし、場が凍ったら修復できない気がするのであまり妙なこだわりは入れなかった。

ということで、ボクの手元にやってきた本はこの2冊。

HAPPINESS IS... 幸せを感じる500のこと

【日本語版】HAPPINESS IS... 幸せを感じる500のこと

【日本語版】HAPPINESS IS... 幸せを感じる500のこと

こういう感じの本は昔かなりスキだったんだよなぁ。ちょっとばかり精神的にしんどくなってたときに「普通の人たちが感じる、こんなささやかな幸せが全然心に響かねー。こりゃいよいよヤバイな」とかプレッシャーを感じるようになってしまい、いろいろ手放した記憶がある。さっきちょっとパラパラとめくってみたら「あーわかるわかる」と楽しんで読める自分がいてほっとした。何も変わってないようで、人は少しずつ変わっているんだな。

文豪の探偵小説 山前譲編

文豪の探偵小説 (集英社文庫)

文豪の探偵小説 (集英社文庫)

これはちょっとチャレンジ精神で手にとった一冊。三島由紀夫、芥川龍之介、川端康成、太宰治・・・いや、そりゃ名前は知ってるよ。でも、教科書で読んだぐらいしか向き合ってないもんなぁ。今回はじめてお会いした銀時計さんという方がやたら文豪マニアで、どんな話をふっても文豪に帰結していくのがおもしろかったんだけど、これを読めば少しはその気持ちがわかるようになるだろうか?

マインドマップ、もう一回書いてみる?

その後はシェアトークということで「読書×○○」というテーマでいろいろお話を。「読書×音楽」というテーマでは自ら語れることがなくて、ちょっと悩んでしまった。読書も音楽もどちらもスキだけど、ボクの中にはその2つを結びつけるモノがなかったというか。今落ち着いて考えてみても、やっぱり何も出てこない。もっと話を盛り上げたかったのに、ほとんど聞き役に徹してしまってざんねんむねん。

いつのまにか話は手帳の使い方やマインドマップの書き方へと逸れていったりしたんだけど、それはそれでおもしろかった。手帳話は完全にボクのフィールドだしな。どうしても苦手なマインドマップにも少し興味がわいたし。まぁ、このブログだっていきあたりばったりでしか書いてないボクにとって、マインドマップに書き出してからブログを書くっていうのはハードルが高そうだけどなぁ。

そうそう。書き忘れてたけど、今回の開催場所「ろじうさぎ」は京都の風情あるカフェでかなり落ち着く空間だった。また何かの機会にぶらりと立ち寄ってみたいなぁ。次にきたときにはスイーツを食さねば!

tabelog.com

cotolaを主催するみやさんが、もっと詳しいレポートを書いてくださってるので、もし気になる方がいらっしゃったら、御覧くださいまし。

ameblo.jp