ばらかもんが教えてくれた、心で理解することの大切さ。
待っててくれる人がいるのはうれしい。
Huluでのんびりと見続けていたアニメ「ばらかもん」をようやく見終わってしまった。正直言って見終わってしまったのが寂しい。前にも書いたけど、最後まで出てくる人が「いいひと」たちばかりで癒されるアニメだったなぁ。
待っててくれる人がいるというのはなんてうれしいことだろう。
島の皆が電話口で半田先生とかわるがわる会話して、なるが「いっしょにやりたいこと、まだまだいっぱいあっけん、はよう帰ってきてね」といい皆が「まっちょっけんねー!」と伝えるシーンでは感動してちょっと泣きそうになった。
1人で見てたら泣いてたかもしれない。そういえば、結婚してから何かを見て泣くことがなくなったなぁ。アニメ見てボロ泣きしてるの奥さんに見られちゃはずかしすぎるじゃないすか。さんざん「ばらかもん」に素直に自分の思いを伝えることの大切さを教わってきたけど、いまだボクは素直にはなりきれないらしい。
ボクは結婚して1人で泣ける時間を失った代わりに誰かが待っていてくれる喜びを手に入れた。天秤にかけるようなモノではないけれど、どちらが自分にとって大事かといえば、悩むことなく明かりが灯ってる家に帰れることを選んでしまうなぁ。と、なんか話がやたらばらかもんから離れてしまいそうなので元に戻そう。
実体験に勝るモノはない。
この「ばらかもん」を見て一番思うことは、やっぱり実体験に勝るモノはないんだなということ。 このアニメでは乱暴に言うと、ツンデレな半田先生が素直に「ごめんなさい」が言えるようになるか?というのがテーマになっている。でも、どれだけ本を読んで「素直さが大事」と頭で理解したところで、半田先生は変われなかっただろう。あれだけまっすぐな島の人たちに囲まれて暮らしたからこそ、心で理解することができたんだと思う。
本なんか読んだって意味ないとか炎上狙いのようなことを言いたいわけじゃなく、本だとかブログの記事を読んで解った気になって小手先のことをちょっとやってみてなんか違う、みたいなことを繰り返すボクのような不器用な人は、たぶん心で理解することが足りてないんだろうなと思うのだ。
東京に暮らしていては変われなかったであろう不器用な半田先生にボクは自分を投影して見てたから、ばらかもんは他のアニメ以上に楽しめたんだろう。うん。イケメンと書道のスキル以外は自分とかぶるもんな。いや、それを除外してしまったら半田先生のキャラクターが全然成立しないわけだが。
もう少しばらかもんの世界に浸りたいから、原作コミックを読んでみるか!
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