靴屋で小柄女子の苦悩を知る。

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今日はちょっと暇だったので、奥さんの付き添いで靴屋に行った。自分の靴は少し前に買ったので完全な付き添い。特にやることもなく、ぼんやりと並んだ靴を眺める。だいたい6,000円ぐらいの靴が目に入ってくるけど、ボクは3,000円以上の靴はほとんど買ったことがない。「オシャレは足元から」なんて言葉を聞いたことがあるような気がするけど、ボクは靴に関しては全く無頓着なのだ。

 

しばらくすると、奥さんが声をかけてきた。1時間ぐらいは余裕で覚悟しとかなきゃいけないと思ってたけど、もう買う靴を決めたなんて意外だな、と思ってたら違った。聞くと、欲しい靴が棚の上のほうにあってとれないらしい。女性用の靴売り場についていってみると、奥さんが気になる靴は一番上の棚にあった。これはボクでも届くかどうか微妙な高さだ。ちょっと爪先立ちしながら靴を手にとって奥さんに渡す。

 

その後、ボクは優柔不断な奥さんに従って「コレは戻して、アレとって、やっぱりアレとって」というカンジで何足かの靴をとったり戻したりを繰り返した。「高所にある靴をとる場合は、従業員にお声かけ下さい」と貼り紙がしてあるけど、従業員にこれだけ要求するのは小心者の奥さんにはムリだろう。実際「もし、一人で来てたら買うのあきらめて帰ったかも」とか言ってたし。

 

Sサイズの靴を欲しがる人は背が低いだろうから、もっと低い位置に並べればいいじゃないか!一瞬、自己中心的にそんなことを考えたけど、単純に手にとる人が多いサイズがほどよい位置に並んでて、需要が少ないSサイズはとりにくい最上部の棚においてあるんだろうと勝手に納得した。きっとこれは氷山の一角で世の中は小柄女子にやさしくないんだろうな。

 

なんにせよ、小柄女子の苦悩を知るエピソードがまたひとつ増えた。小柄女子を好むボクとしては、また、自分が活躍できる新たなシーンを見つけたとも言えるワケだ。ホントにささやかすぎるけれども。

 

それにしても、自分にも届かないような高さの棚じゃなくてよかった。ボクは奥さんよりは背は高いけれど、身長170㎝にも満たない小柄男子だ。手をのばしてみて届かなかったら、2人でがっかりして従業員を呼んだんだろう。そこまでしなくていいよと奥さんに言われて、買わずに帰った可能性もあるしな。

 

靴屋でも小柄女子は苦悩しているんだなぁ。