うつになりそう、とか安易に口にするもんじゃない。

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ナイナイアンサーを見て、丸岡いずみさんの壮絶なうつ病エピソードを知った。
 
「あぁ、うつになりそう」とか安易に口にするもんじゃないな。
 
ボクのうつ病に対する甘すぎる認識は一瞬にして書き換わった。身体は思うように動かせなくなり、被害妄想に襲われて献身的に支えてくれる母親に対してヒ素を盛ったと責め立てる。うつ病は人と人の絆なんて簡単に壊してしまう恐ろしい病だ。
 
ボクはやたら精神的に不安定な人とか、被害妄想に囚われて突然攻撃してくる人に出会ったことはあるけれど、もし、あれがうつ病だったなら、ボクの手には余るできごとだったんだろうと思う。それを支える人には、本当に精神的な強さと愛情が求められる。ボクは残念ながら揺るがないモノを強く持ててなくて、共倒れになりそうだったもんな。
 
人に言葉を言わせて心を解きほぐすというやり方については半信半疑なところもあるけれど、心屋さんはきっと共感力がとても高い人なんだろうな。母親の期待に応えること、母親のように幸せになりたいと願うこと、そんな母親の価値観からの自立がキーワードという心屋さんからのアドバイスに最後には笑顔を見せていた丸岡いずみさんが印象的だった。
 
心屋さんの言うように頑張りすぎや我慢しすぎが原因だとするなら、うつ病は誰がなってもおかしくない病気だ。どこまでいったら頑張りすぎなのかなんて、計測できるわけじゃないしなぁ。周りにいる大切な人が発症したとき、ボクに何ができるだろう?正直なところ想像がつかない。
 
 
 
うつでなくとも、病気のときや「ちょっと疲れたな」と感じるときは、携帯やメールの電源を切って自分を休めるひとときを持つといいだろう。ガーデニングで土や花と触れ合ったり、たまには自然豊かな故郷に帰ったりして、五感を通じて自分をリフレッシュさせることも「立ち止まる」大切な時間だ。
ついぼんやりと過ごすことを時間の浪費と捉えてしまって、嫌悪してしまいがちだけど、意識してゆっくり休むことも大事だなぁ。スマホの電源を切ることはなかなかできないのだけれど(苦笑)