手帳は今の自分だけが創り出せる未来の自分への贈りもの。

ついにはてな手帳出しアドベントカレンダー2013で自分の番が回ってきた!

 

 おそれてたことだけど、自分が担当する日に向けて狙ったように忙しくなってきたので、実はこの記事は新幹線の中で書いている。時間はそれなりにあるものの、やっぱり車内で書くのは落ち着かない。でも、がんばる。

なぜ、紙とペンにこだわるんだろう?

せっかくの機会だから、なぜ、時代に逆行するように紙の手帳を使い続けるのかを少し考えてみる。ボクはスマホやiPad miniを日常的に使っているし、デジタルガジェットを愛してやまない人なんだけれど、それでも手帳は手放せない。
 
それはなぜかをひとことで言うと、手書き文字にはそのときの感情が透けて見えるからだ。たとえば、このブログで「うれしかった!」と書くとする。この場合、いろんな言葉を尽くしたり、文字を装飾したりして、感情を残すことはできるけれど、とてもまどろっこしい。
 
手書きならめちゃめちゃうれしかったなら、瞬間的にそう書き残せば、文字の雰囲気で感情は十分に残せる。後から見返して文字が踊ってたり、大きさが不揃いになってたりする文字を見て「オマエ、どんだけうれしかってん!」と心の中でツッコミを入れるのはなかなか楽しい。
 
もちろん、マイナスの感情も書き残す。たとえば、上司から理不尽な要求をされたとき、思わず反射的に感情をぶつけてしまいそうになるのをぐっと堪えて、言いたかったことを思いのままに書きなぐる。そうすると、自分で自分に「まぁまぁ、ちょっと落ち着けよ」とやっぱりツッコミを入れることができる。書きながら思ったけれど、手帳はボクにとって、自分を客観的に見てセルフコントロールするためのツールと言えそうだ。
 

手帳をどう使ってるのか晒してみる。

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手帳出しなんだから、能書きはこれぐらいにしてちゃんと手帳を出していこう。今手元に残ってる手帳は、この4冊で1番左はフランクリンプランナー・オーガナイザーでそれ以外はほぼ日手帳だ。
 
フランクリンプランナーは人生を自分の手でコントロールしよう!というような崇高な精神に基づく手帳だったんだけど、手帳の使い方が仕事中心のタスク(やること)管理から、日々考えたことや感じたことを記録するライフログ的なものに変わってきて、ほぼ日手帳に乗り換えた。
 
このあたりの経緯を書き出すと、手帳出しから話が脱線しまくると思うので今回はやめておいて、さっさと手帳の使い方の話をはじめる。
 
1)考えたことや感じたことをTwitterのように書く。
 
ボクはそのとき考えたこと、感じたことを書き残すことを最重視している。元々Twitterを意識してやり始めたわけじゃないけれど、長々と掘り下げて書くんじゃなく、短文でさっと断片的に書き残すことを続けてるうちに、あぁ、これは非公開Twitterだなと気がついた。
 
手帳の弱点のひとつとして検索しづらいことがあるので、書くときにはいくつかのタグをつけながら書いている。
 
(!)気づいたことや考えたことなど
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何かのプレゼンをしたときに書きとめたこと。スキルより味方を増やすことが大事らしい。
 
(?)疑問とか悩みごとなど
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風邪ひいたときのこと。なんか頭がぼーっとするから寝不足か?と思ってたら熱があった。
 
(↑)うれしかったこと
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これが大事。パラパラとページをめくったときにうれしかったことだけが、よく目に付くようにこれだけは赤文字で書いている。なんだかひとつもいいことないなぁと落ち込んだときに、いやいやそんなことないだろ!と思い直すのに役立っている。
 
(↓)ヘコんだこと
実はこのタグはあんまり使わない。いろいろあっても、できるだけ(?)タグにしておいてどう解決するかを考える。もう考える気力もないときに使う。
 
(M)映画の感想
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ボクは映画好きなので、見たときの感動を飾らずに残しておきたい。それと今年は何本見たのかをカウントしたり、自分なりに5点満点で採点したりしている。逆転裁判は最近見たけど、ブログに書けるほどネタを膨らませられなかった。
 
もっとたくさんあったけれど、自分で覚えていられなくて減っていった。まぁ、これぐらいで十分。
 
2)映画やライブの半券を貼り付ける。
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これは雑誌の手帳特集なんかでは定番のネタかな。以前はなんとなく捨てられなくて置いてあるうちにゴミになって捨ててたんだけど、ちゃんと居場所が見つかってよかった。現物のチカラは絶大で軽く眺めるだけでも、いろんな思い出が浮かんでくる。たまにレシートまで貼り付ける人がいるけれど、ボクはそこまではやらない。
 
最初はほぼ日手帳の日々のページに貼り付けてたんだけど、その分書きとめるスペースが減ってしまうのがイヤで、2日分で1ページになってる前年12月のページにまとめて貼り付けるよう変更した。このほうが整然と貼れるし、日々のページも見返しやすくなっていい感じだと自画自賛。ほぼ日手帳ユーザーでなければわからない話だな(苦笑)
 
3)インデックスで1年を振り返れるようにする。
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日々のページの見出しを考えてインデックスに書き込んでいる。これは1年をダイジェスト的に振り返れてなかなか楽しいのだ。半券を貼ってるようなイベントがあった日は、かろうじて覚えてるけど、なんでもない日なんか覚えていられるはずがない。まぁ、覚えておく必要もない。でも、思い出せると面白いということに気づいてしまったので続けている。
 
常にいろいろ試してるけど、長らく続けてるのはこの3つぐらいかな。イラストを描いたり、小さなシールを貼り付けたりとビジュアル面にこだわろうとしたこともあったけど、めんどくさくて長続きしなかった。
 

アナタにとって手帳とはなんですか?

手帳については、一回がっつり書かなくては!と思いながら、なかなか書けてなかったので、こんな楽しいきっかけを与えて下さって、 id:attsumiさん、ありがとうございました!
 
これだけ長文のエントリーを書いてしまうってことは、やっぱりボクは手帳がスキすぎるんだなと改めて認識できたので、ちょくちょく手帳ネタも書いていこう。最後に「アナタにとって手帳とはなんですか?」という問いに答えて、締めくくっておこうかな。
 
手帳とは、今の自分だけが創り出せる未来の自分への贈りものである。今日笑ったこと、泣いたこと、ムカついたこと、ちょっとした気づきなんて3日も経てば忘れる。それを未来の自分に届けられるのは、今この瞬間を生きてる自分だけなのだ。
 
ということで、次はid:aerealさんです!よろしくお願いします!
 
はー、なんとか書けた!この記事の通り、不安もあったから、正直ほっとしたなー!